話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
融通念佛宗における信仰と教義の邂逅
著者 | 福原 隆善 監 開宗九百年記念・大通上人三百回御遠忌奉修局 編 |
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出版社 | 法藏館 |
ジャンル | 日本仏教 > 浄土宗系 |
出版年月日 | 2015/05/01 |
ISBN | 9784831877048 |
判型・ページ数 | A5・771ページ |
定価 | 本体15,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
緒言 宗祖良忍上人のみ心に思いを馳せて
大原如来蔵に残る良忍自筆の資料について
第一部 総論
『自行念仏問答』の成立と思想史的意義
融通念仏の諸相
西方の浄土と己心の浄土
良忍の念仏 その念仏の名称と念仏偈を再考する
普賢行と一即一切 華厳教学の基礎に関する研究
『観経』序分における二序三序の理解 西山流西谷義の解釈を中心に
一遍教学の変遷過程とその展開 融通念仏との関わり
第二部 融通念佛宗の成立と展開
平家一門と融通念仏
往生伝における良忍と融通念仏
念仏と声明 良忍をめぐる<声>
不断念仏の受容背景
信瑞『明義進行集』の思想 無観称名義と多数決原理
勧進帳としての融通念仏縁起絵巻 その成立と展開をめぐって
円覚上人導御の融通念仏
『融通大念仏亀鐘縁起』絵巻の創造と展開 中世後期宗教図像テクストの一考察
村落内念仏講集団・六斎念仏の諸相 中世後半以降の動向を中心に
戦国期の大念仏上人権力と融通念佛宗教団
『賜紫大通上人行実年譜』再考
融通念佛宗の唯心浄土思想 大通『融通念佛信解章』における他土浄土の問題
融通念佛宗の声明について 『融通聲明集』編纂指針から見える特徴
「香偈」史考
東大寺大仏と融通念佛宗 東大寺江戸修復興期を中心に
近世大念佛寺の来迎会
近世京都における融通念佛宗寺院の展開 北野圓満寺をめぐって
大和国宇陀郡宗祐寺の創建とその活動
「壬申の宗難」と融通念佛宗の維新史
第三部 仏教文化史
京都の念仏系民俗芸能について 千本ゑんま堂大念仏狂言再考
六斎念仏とその周縁
双盤念仏の分類と構成
第四部 仏教と現代
現代生物学・医学から「生きる」を考えてみる
現世と異なる次元の仏 仏の世界と科学的背景
「悲しむこと」の心理主義化・医療化に抗して 映画「加奈子のこと」から考える
医療現場における<宗教>の実践 仏教を背景としたターミナルケア施設での経験知より
礼拝対象のデジタル化の現状と未来
僧侶のあり方 試論 浄土宗における
編集後記
執筆者紹介
英文目次
大原如来蔵に残る良忍自筆の資料について
第一部 総論
『自行念仏問答』の成立と思想史的意義
融通念仏の諸相
西方の浄土と己心の浄土
良忍の念仏 その念仏の名称と念仏偈を再考する
普賢行と一即一切 華厳教学の基礎に関する研究
『観経』序分における二序三序の理解 西山流西谷義の解釈を中心に
一遍教学の変遷過程とその展開 融通念仏との関わり
第二部 融通念佛宗の成立と展開
平家一門と融通念仏
往生伝における良忍と融通念仏
念仏と声明 良忍をめぐる<声>
不断念仏の受容背景
信瑞『明義進行集』の思想 無観称名義と多数決原理
勧進帳としての融通念仏縁起絵巻 その成立と展開をめぐって
円覚上人導御の融通念仏
『融通大念仏亀鐘縁起』絵巻の創造と展開 中世後期宗教図像テクストの一考察
村落内念仏講集団・六斎念仏の諸相 中世後半以降の動向を中心に
戦国期の大念仏上人権力と融通念佛宗教団
『賜紫大通上人行実年譜』再考
融通念佛宗の唯心浄土思想 大通『融通念佛信解章』における他土浄土の問題
融通念佛宗の声明について 『融通聲明集』編纂指針から見える特徴
「香偈」史考
東大寺大仏と融通念佛宗 東大寺江戸修復興期を中心に
近世大念佛寺の来迎会
近世京都における融通念佛宗寺院の展開 北野圓満寺をめぐって
大和国宇陀郡宗祐寺の創建とその活動
「壬申の宗難」と融通念佛宗の維新史
第三部 仏教文化史
京都の念仏系民俗芸能について 千本ゑんま堂大念仏狂言再考
六斎念仏とその周縁
双盤念仏の分類と構成
第四部 仏教と現代
現代生物学・医学から「生きる」を考えてみる
現世と異なる次元の仏 仏の世界と科学的背景
「悲しむこと」の心理主義化・医療化に抗して 映画「加奈子のこと」から考える
医療現場における<宗教>の実践 仏教を背景としたターミナルケア施設での経験知より
礼拝対象のデジタル化の現状と未来
僧侶のあり方 試論 浄土宗における
編集後記
執筆者紹介
英文目次