話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
維摩経 サンスクリット版全訳 現代語訳 【角川ソフィア文庫】
法華経と並ぶ初期大乗仏典で、聖徳太子のころから戯曲的展開の面白さで親しまれてきた維摩経。そのサンスクリット原典の写本が、二十世紀末に発見された。この写本に依拠した精緻な訳をさらに洗練し、初めて読む人にもわかりやすい詳細な解説と注を各章ごとに付した入門書。
在家の菩薩ヴィマラキールティが出家の十大弟子を論破し、マンジュシリー菩薩との軽妙な対話を通して「空」の思想や、在家仏教の真価を明らかにする。
在家の菩薩ヴィマラキールティが出家の十大弟子を論破し、マンジュシリー菩薩との軽妙な対話を通して「空」の思想や、在家仏教の真価を明らかにする。
序論 大乗仏教の興起と『維摩経』の思想
第1章 ブッダの国土の浄化(仏国品第一)
第2章 考えも及ばない巧みなる方便(方便品第二)
第3章前半 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う(弟子品第三)
第3章後半 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う(菩薩品第四)
第4章 病気の慰問(文殊師利問疾品第五)
第5章 “不可思議”という解説の顕現(不思議品第六)
第6章 天女(観衆生品第七)
第7章 如来の家系(仏道品第八)
第8章 不二の法門に入ること(入不二法門品第九)
第9章 化作された菩薩による食べ物の請来(香積仏品第十)
第10章 「尽きること尽きないこと」という法の施し(菩薩行品第十一)
第11章 “不動であるもの”という如来との関係(見阿?仏品第十二)
第12章前半 結論と付嘱(法供養品第十三)
第12章後半 結論と付嘱(嘱累品第十四)
第1章 ブッダの国土の浄化(仏国品第一)
第2章 考えも及ばない巧みなる方便(方便品第二)
第3章前半 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う(弟子品第三)
第3章後半 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う(菩薩品第四)
第4章 病気の慰問(文殊師利問疾品第五)
第5章 “不可思議”という解説の顕現(不思議品第六)
第6章 天女(観衆生品第七)
第7章 如来の家系(仏道品第八)
第8章 不二の法門に入ること(入不二法門品第九)
第9章 化作された菩薩による食べ物の請来(香積仏品第十)
第10章 「尽きること尽きないこと」という法の施し(菩薩行品第十一)
第11章 “不動であるもの”という如来との関係(見阿?仏品第十二)
第12章前半 結論と付嘱(法供養品第十三)
第12章後半 結論と付嘱(嘱累品第十四)