話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
古代国家と仏教美術 【天皇の美術史1】
奈良・平安時代
天皇をはじめとする権力者は、造形の受容と再生産を繰り返し、権力や統率力の継承を試みた。7世紀の仏教美術を「古典」と捉えつつ、従来の時代区分を越えて鎌倉時代までを視野に、天皇と古代仏教美術の関係を探る。
刊行のことば
総説 古典としての仏教美術…増記隆介
第一章 正倉院から蓮華王院宝蔵へ―古代天皇をめぐる絵画世界…増記隆介
はじめに―文治元年八月二十八日、大仏開眼
一 後白河法皇と正倉院
二 聖武天皇と正倉院宝物の形成
三 正倉院宝物の平安時代
四 藤原道長と正倉院宝物
五 平安時代後期における天平絵画
六 白河・鳥羽院政と仏画の時代
七 蓮華王院宝蔵と後白河院政期の絵画
おわりに―建久三年三月某日
第二章 平安時代における造像と天皇…皿井 舞
はじめに―新京楽 平安楽土 万年春
一 平安時代前期における官営工房と造寺所
二 御願寺造営の種々相
三 摂関期における造仏システム
四 院政期の造仏
おわりに―新たな様式の興隆と京都
第三章 鎌倉時代の院政と宗教美術…佐々木守俊
はじめに
一 後白河法皇の戦後
二 後鳥羽院政と宗教美術
三 承久の乱後の展開
四 亀山上皇の祈りと美術
五 両統迭立と宗教美術
おわりに
天皇家略系図
図版一覧
著者紹介
総説 古典としての仏教美術…増記隆介
第一章 正倉院から蓮華王院宝蔵へ―古代天皇をめぐる絵画世界…増記隆介
はじめに―文治元年八月二十八日、大仏開眼
一 後白河法皇と正倉院
二 聖武天皇と正倉院宝物の形成
三 正倉院宝物の平安時代
四 藤原道長と正倉院宝物
五 平安時代後期における天平絵画
六 白河・鳥羽院政と仏画の時代
七 蓮華王院宝蔵と後白河院政期の絵画
おわりに―建久三年三月某日
第二章 平安時代における造像と天皇…皿井 舞
はじめに―新京楽 平安楽土 万年春
一 平安時代前期における官営工房と造寺所
二 御願寺造営の種々相
三 摂関期における造仏システム
四 院政期の造仏
おわりに―新たな様式の興隆と京都
第三章 鎌倉時代の院政と宗教美術…佐々木守俊
はじめに
一 後白河法皇の戦後
二 後鳥羽院政と宗教美術
三 承久の乱後の展開
四 亀山上皇の祈りと美術
五 両統迭立と宗教美術
おわりに
天皇家略系図
図版一覧
著者紹介