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隋唐洛陽と東アジア

洛陽学の新地平

洛陽に展開した政治、都城、宗教などの諸問題から中国史を問う。日中の16名の最新成果を収録し、「洛陽学」を提唱する画期的論集。

著者 氣賀澤 保規 編著
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2020/12/25
ISBN 9784831877437
判型・ページ数 A5・392ページ
定価 本体5,500円+税
在庫 在庫あり
洛陽に展開した政治、都城、宗教などの諸問題から中国史を問う。日中の16名の最新成果を収録し、「洛陽学」を提唱する画期的論集。
《序論》隋唐洛陽学の意義と課題[氣賀澤保規]

第Ⅰ部 政治社会史上の洛陽

北魏の洛陽遷都と孝文帝の改革――改革の中国史上に占める位置をめぐって――[川本芳昭] 
北魏洛陽における権貴勢家第宅の奢侈の風と孝文帝の遷都改革[夏 炎]
煬帝大業十一年の洛陽大朝会とその背景――隋末政治史の一側面――[氣賀澤保規]
複都制再考――八世紀日本の造都と天皇権から考える――[佐藤文子]
安史の乱における突厥王族阿史那氏の動向――洛陽出土「大燕阿史那明義墓誌」とその関連資料を中心に――[速水 大]
「党争」の残照――李徳裕の洛陽帰葬とその周辺――[竹内洋介]
隋・唐・五代洛陽宮の政治空間について[松本保宣]
墓誌からみる唐代洛陽の万安山[毛 陽光]

第Ⅱ部 宗教空間からの洛陽世界

寺院・摩崖・石窟の位置からみた交通路――北朝後期〜隋代、洛陽より東南へ――[北村一仁]
北周末より唐代初期における洛陽仏教の動向[宮嶋純子]
流動する政治景観――「昇仙太子碑」と武周・中宗朝の洛陽政局――[孫 英剛]
則天武后の明堂と嵩山封禅――『大雲経疏』S六五〇二を中心に――[大西磨希子]
新出「岩和尚墓誌」に見る唐代洛陽の天宮寺[王 慶衛]
唐代洛陽大聖真観考[雷 聞]
龍門広化寺善無畏三蔵真身考――中国唐末~北宋期におけるミイラ信仰について――[榎本淳一]

《特別寄稿》日本の洛陽研究に関する一考察[黄 婕]

附  録
隋唐洛陽史年表
隋唐洛陽地区地図
隋唐洛陽城図

後  記
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