話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
シュッツと宗教現象学
宗教と日常生活世界とのかかわりの探究
宗教的な現象の「意味」の解明はいかにして可能か?
各国の学者たちがアルフレッド・シュッツの諸理論を宗教現象の現象学的理解に応用し、シュッツ流の「宗教現象学」の可能性を問う。
『Human Studies』vol.40, 2017の特集「A・シュッツと宗教」の全訳。
各国の学者たちがアルフレッド・シュッツの諸理論を宗教現象の現象学的理解に応用し、シュッツ流の「宗教現象学」の可能性を問う。
『Human Studies』vol.40, 2017の特集「A・シュッツと宗教」の全訳。
序論 アルフレッド・シュッツと宗教現象学――曖昧な領域の探究[ミハエル・シュタウディグル]
第一節 アルフレッド・シュッツの現象学
第二節 本書に収められた各論文について
第一論文 〈宗教的な限定された意味領域〉における〈働きかけの世界の実利的傾向〉への抵抗[マイケル・バーバー]
序論――形相と至高の意味領域
形相
至高の意味領域
働きかけの世界の実利的性格
第一部 実利的傾向に対する、〈理論的・観照的な限定された意味領域〉と〈文学的な限定された意味領域〉における抵抗
第二部 宗教的な意味領域
結論
第二論文 生活世界、下位世界、死後の世界――多元的現実の多様な「現実性」[ルーツ・アヤス]
序論
第一節 多元的現実の中心としての日常生活世界の現実
第二節 限定された意味領域の現実性
第三節 生活世界、死後の世界、究極の意味領域
結論
第三論文 刑務所におけるヨーガ――超越、霊性、自己改善[マー・グリエラ]
序論
第一部 事例の構成――カタロニア地方の刑務所におけるヨーガとホリスティックな霊性
第二部 理論的枠組み――ヨーガ、ホリスティックな霊性、超越の具体的体験
第三部 主な調査結果
結論
第四論文 シュッツ流の「祈り」の分析――言語哲学の観点とともに[ケイジ・ホシカワ/ミハエル・シュタウディグル]
序論――「祈り」を分析するための現象学と分析哲学との融合
第一節 現代における宗教と、宗教の中核/本質としての祈り
第二節 祈りとシュッツ現象学
第三節 祈りと言語哲学
第四節 結論的見解
第五論文 宗教と暴力――宗教的コミュニケーションの逆説[イリャ・スルバール]
はじめに
第一節 「聖なるもの」とのコミュニケーションとしての暴力
第二節 宗教的な包含と排除のダイナミックス
第三節 宗教と暴力の相反関係
おわりに――宗教と政治宗教
「あとがき」に代えて――シュッツ流の「宗教現象学」の可能性
はじめに
第一節 宗教現象学とは何か
第二節 シュッツと宗教現象学
第三節 J・タケットの「宗教現象学」批判の紹介とその吟味
おわりに――シュッツ流の「宗教現象学」の可能性
第一節 アルフレッド・シュッツの現象学
第二節 本書に収められた各論文について
第一論文 〈宗教的な限定された意味領域〉における〈働きかけの世界の実利的傾向〉への抵抗[マイケル・バーバー]
序論――形相と至高の意味領域
形相
至高の意味領域
働きかけの世界の実利的性格
第一部 実利的傾向に対する、〈理論的・観照的な限定された意味領域〉と〈文学的な限定された意味領域〉における抵抗
第二部 宗教的な意味領域
結論
第二論文 生活世界、下位世界、死後の世界――多元的現実の多様な「現実性」[ルーツ・アヤス]
序論
第一節 多元的現実の中心としての日常生活世界の現実
第二節 限定された意味領域の現実性
第三節 生活世界、死後の世界、究極の意味領域
結論
第三論文 刑務所におけるヨーガ――超越、霊性、自己改善[マー・グリエラ]
序論
第一部 事例の構成――カタロニア地方の刑務所におけるヨーガとホリスティックな霊性
第二部 理論的枠組み――ヨーガ、ホリスティックな霊性、超越の具体的体験
第三部 主な調査結果
結論
第四論文 シュッツ流の「祈り」の分析――言語哲学の観点とともに[ケイジ・ホシカワ/ミハエル・シュタウディグル]
序論――「祈り」を分析するための現象学と分析哲学との融合
第一節 現代における宗教と、宗教の中核/本質としての祈り
第二節 祈りとシュッツ現象学
第三節 祈りと言語哲学
第四節 結論的見解
第五論文 宗教と暴力――宗教的コミュニケーションの逆説[イリャ・スルバール]
はじめに
第一節 「聖なるもの」とのコミュニケーションとしての暴力
第二節 宗教的な包含と排除のダイナミックス
第三節 宗教と暴力の相反関係
おわりに――宗教と政治宗教
「あとがき」に代えて――シュッツ流の「宗教現象学」の可能性
はじめに
第一節 宗教現象学とは何か
第二節 シュッツと宗教現象学
第三節 J・タケットの「宗教現象学」批判の紹介とその吟味
おわりに――シュッツ流の「宗教現象学」の可能性