話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
ゴータマ・ブッダ その先へ
思想の全容解明
無常は原始仏典では根拠なく使われているし、原因があって結果があることは現代人には当たり前である。
ゴータマ・ブッダが言いたかったのは無常であることや因果が存在することだったのだろうか?
もちろん違うはずである。
ゴータマ・ブッダは自身の感じる実存的な苦しみの原因とその治療法を探していたのだ。
著者は十二因縁や五蘊に登場する行(サンカーラ)に着目する。
十二因縁で無明の次に登場する行は根源的な苦しみの原因であるはずだ。
行(サンカーラ)の新解釈を通して著者はゴータマ・ブッダ思想の全容を明らかにする。
読者のゴータマ・ブッダ理解を、その先へと進める一冊。
ゴータマ・ブッダが言いたかったのは無常であることや因果が存在することだったのだろうか?
もちろん違うはずである。
ゴータマ・ブッダは自身の感じる実存的な苦しみの原因とその治療法を探していたのだ。
著者は十二因縁や五蘊に登場する行(サンカーラ)に着目する。
十二因縁で無明の次に登場する行は根源的な苦しみの原因であるはずだ。
行(サンカーラ)の新解釈を通して著者はゴータマ・ブッダ思想の全容を明らかにする。
読者のゴータマ・ブッダ理解を、その先へと進める一冊。
序章
一 無常
二 因果
第一章 十二因縁その先へ
一 十二因縁
二 十二因縁の解釈
三 イダッパッチャヤター(此縁性)とパティッチャサムッパーダ(縁起)
四 サンカーラとことば
五 諸行無常
六 サンカーラと現代的課題
七 希望の仏教
第二章 縁起その先へ
一 縁起の実感
二 縁起――行為とその結果
三 スティーブ・ジョブズのスピーチ
四 縁起(パティッチャサムッパーダ)とは何か
五 ナーガールジュナ(龍樹)と縁起
第三章 無常・苦・非我その先へ
一 無常・苦・非我の教説
二 無常・苦・非我以外の教説
三 考察
四 苦の二つの意味
五 無常・苦・非我に関わる教説への適用
六 まとめ
七 色・受・想・行・識とは何か
第四章 四諦その先へ
一 聖なるものの探究
二 梵天勧請
三 初転法輪
四 縁起法頌
五 六諦と四諦
六 非我相経(参考)
第五章 無我その先へ
一 無我の解釈
二 無分別の解釈
三 欲望の解釈
四 三段階成長論
五 未と超の混同
終章
一 無常
二 因果
第一章 十二因縁その先へ
一 十二因縁
二 十二因縁の解釈
三 イダッパッチャヤター(此縁性)とパティッチャサムッパーダ(縁起)
四 サンカーラとことば
五 諸行無常
六 サンカーラと現代的課題
七 希望の仏教
第二章 縁起その先へ
一 縁起の実感
二 縁起――行為とその結果
三 スティーブ・ジョブズのスピーチ
四 縁起(パティッチャサムッパーダ)とは何か
五 ナーガールジュナ(龍樹)と縁起
第三章 無常・苦・非我その先へ
一 無常・苦・非我の教説
二 無常・苦・非我以外の教説
三 考察
四 苦の二つの意味
五 無常・苦・非我に関わる教説への適用
六 まとめ
七 色・受・想・行・識とは何か
第四章 四諦その先へ
一 聖なるものの探究
二 梵天勧請
三 初転法輪
四 縁起法頌
五 六諦と四諦
六 非我相経(参考)
第五章 無我その先へ
一 無我の解釈
二 無分別の解釈
三 欲望の解釈
四 三段階成長論
五 未と超の混同
終章