話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
公共宗教論から謎めいた他者論へ
オウム真理教事件、東日本大震災を経て、問われる公共と宗教の問題。
だが、その議論は宗教がどう公益に資するかの議論に終始しがちだった。
精神分析、ポストコロニアル思想、フランス現代思想を経由することで、公共宗教論において抑圧された他者を回帰させる“他者性の宗教学”論集。
だが、その議論は宗教がどう公益に資するかの議論に終始しがちだった。
精神分析、ポストコロニアル思想、フランス現代思想を経由することで、公共宗教論において抑圧された他者を回帰させる“他者性の宗教学”論集。
序章 批評行為とは何か―宗教概念論から公共宗教論、そして謎めいた他者論へ
第1章 公共宗教論―天皇・国民・賎民
第2章 酒井直樹の翻訳論―謎めいた死者のまなざし、そしてざわめく声
第3章 タラル・アサドの翻訳不能論―ポストコロニアル研究の遺産
第4章 出雲神話論―祀られざる神の行方
第5章 村上春樹論―民主主義社会と隠された暴力
第1章 公共宗教論―天皇・国民・賎民
第2章 酒井直樹の翻訳論―謎めいた死者のまなざし、そしてざわめく声
第3章 タラル・アサドの翻訳不能論―ポストコロニアル研究の遺産
第4章 出雲神話論―祀られざる神の行方
第5章 村上春樹論―民主主義社会と隠された暴力