新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
評伝 良寛
わけへだてのない世を開く乞食僧
仏教を深く修めただけでなく、儒教・道教の知識にすぐれ、詩歌や書を2000以上も生み出した良寛。彼に生家を捨て、曹洞宗門とも決別する決断をさせたものは一体何だったのか。他者の救済に気を配るようになったのはいつで、帰郷へと誘ったものは何だったのか。書や詩歌の制作と仏教の実践は彼の内面でどう結びついていたのか。地位も名誉も財産も捨て果ててどのように人々に幸福を与えようと考えたのか。本著では従来の伝記類が見落としていた点を軸として洗い出し、全く新しい良寛像を描き出す。
序章 大正五年春の良寛―良寛の近代性を求めて
第1章 良寛の生い立ちと教育
第2章 失踪、放浪、出家―良寛の疾風怒涛時代
第3章 良寛の禅の修行と宗門教団
第4章 乞食僧良寛の誕生への道程
第5章 良寛が成し遂げたもの―五合庵時代を中心に
第6章 乞食僧の言葉が紡ぎ出す美の世界―乙子草庵時代の円熟
第7章 良寛のなぐさめとはげまし―島崎草庵時代からの回顧と展望
終章 良寛のおきみやげ
第1章 良寛の生い立ちと教育
第2章 失踪、放浪、出家―良寛の疾風怒涛時代
第3章 良寛の禅の修行と宗門教団
第4章 乞食僧良寛の誕生への道程
第5章 良寛が成し遂げたもの―五合庵時代を中心に
第6章 乞食僧の言葉が紡ぎ出す美の世界―乙子草庵時代の円熟
第7章 良寛のなぐさめとはげまし―島崎草庵時代からの回顧と展望
終章 良寛のおきみやげ