大学・公共図書館の皆様へ 機関用電子書籍の御案内 - 2025.08.21
古代の祭祀構造と伊勢神宮
「神祇令」記載の国家祭祀と、伊勢神宮祭祀を中心に実態を追究。国家祭祀と各地の祭祀が二重で存在することや、各地の祭祀は在地に任されていることなど、古代祭祀構造の特徴を論証する。
さらに、神道史研究の大家西田長男の学問研究と思想性を再評価し、古代祭祀構造の根本を明らかにした注目の書。
第1部 古代国家祭祀の構造
古代祈年祭の祭祀構造
月次祭・新嘗祭班幣の構造
広瀬龍田祭の祭祀構造
相嘗祭の祭祀構造と古代神社祭祀の基本形態
第2部 古代伊勢神宮の祭祀構造
古代伊勢神宮祭祀の基本構造
古代神宮「日祈」行事の一考察
古代御饌殿祭祀の基礎的考察
第3部 古代神祇伝承と古典解釈の研究
「みこともちて」と「よさし」に関する基礎的考察
「高橋氏文」にみえる「よさし」の論理
補論 西田長男の「みこともちて―よさし」論
古代祭祀の基本構造