採用情報 - 2024.06.01
思想としての法華経
サンスクリット原典からの緻密な読解を通して,画期的な現代語訳を成し遂げた著者が,共存と融和を希求する思想に込められた今日的な意義を問う。
第1章 『法華経』の成立と思想的背景
第2章 白蓮華のシンボリズム
第3章 平等の根拠としての一仏乗
第4章 『法華経』の止揚の論理
第5章 人間への尽きせぬ信頼の思想
第6章 四衆から「善男子・善女人」「法師としての菩薩」へ
第7章 『法華経』による女性の地位回復
第8章 寛容の思想とセクト主義の超越
第9章 五十展転の“伝言ゲーム”
第10章 『法華経』に反映された科学思想