新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.04
死とは何か【 中公新書 2827】
宗教が挑んできた人生最後の謎
ギリシアや日本の神話、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、ヒンドゥー教、仏教、さらに儒教、神道まで。
浮世の煩悩をはらい、希望へいざなう「死の練習」帳。
2 一神教の来世観―終末、復活と審判、天国と地獄(死を乗り越えた神人―キリストの復活;復讐と大団円―黙示録の世界;中間の発見―煉獄とダンテの『神曲』;あえて詮索しない来世―ユダヤ教とイスラム教)
3 輪廻宗教の来世観―報いとしての転生と解説(凡夫と修行者の運命―ウパニシャッドの輪廻観;変化する世界は苦である―釈迦の洞察;増殖する地獄界と天界―須弥山世界と『往生要集』;聖域としての浄土―念仏往生と各種の方便)
4 古典的大宗教の周辺と以後―来世観から死生観へ(祖先祭祀と不老不死―儒教と道教の来世観;来世論への禁欲と耽溺―本居宣長と平田篤胤;オカルトの台頭―近代西洋の心霊主義;死の言説の再構築―死生観と死生学)
終章 現代人にとって死とは何か―「自然に帰る」の意味