密教概論

空海の教えとそのルーツ

“新たに発見した”顕密思想のルーツとは?毘盧遮那如来はなぜ菩薩の姿なのか?純粋な空海密教とルーツを教理と実践を通じて詳説。

著者 越智 淳仁
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真言宗系(密教含む)
出版年月日 2016/03/31
ISBN 9784831863676
判型・ページ数 A5・306ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
“新たに発見した”顕密思想のルーツとは?毘盧遮那如来はなぜ菩薩の姿なのか?両部曼荼羅の構造と「マンダラ」の意味、などなど、純粋な空海密教とそのルーツを教理と実践を通じて詳しく説き明かす。
序    仁和寺第五十世門跡 立部祐道
はじめに――本書の特色――
         
教 理 篇
 第一章 顕教と密教のルーツと思想
  第一節 唐代以前の古い顕密思想
  第二節 『瑜伽師地論』の穏密教と顕了教
  第三節 『法華玄論』の顕密の用語
 第二章 唐代の新しい顕密思想
  第一節 唐代の新旧の顕密思想
  第二節 『大日経』の注釈に見られる顕密思想
  第三節 『二教論』巻下の二種の顕密思想
  第四節 海雲の『両部大法相承師資付法記』の顕密思想
  まとめ
 第三章 空海が学んだ唐代の新しい顕密思想
  第一節 釈迦三身と大日三身
  第二節 密教の付法と伝持の八祖
  第三節 大毘盧遮那と弘法大師
 第四章 『金剛頂経』の釈迦の幼名と毘盧遮那菩薩
  第一節 華厳経の仏伝
  第二節 色究竟天の成道における毘盧遮那菩薩
  第三節 ブッダガヤの八相成道
 第五章 『理趣経』の釈迦から毘盧遮那へ 
 第六章 『空海の金胎両部思想
  第一節 空海が入唐した背景
  第二節 空海の金胎両部思想
  第三節 密教と須弥山思想
 第七章 『大日経』の思想
  第一節 『大日経』の経題
  第二節 『大日経』の章の構成
  第三節 『大日経』と『大日経疏』
  第四節 『大日経』の章の関連と主要な思想
 第八章 『大日経』の主要な思想
  第一節 『大日経』と華厳経の神変加持
  第二節 『大日経』「住心品」の主要な思想
 第九章 密教の戒と律 
  第一節 顕戒と密戒
  第二節 大日経系の三昧耶戒
 第十章 大悲胎蔵生曼荼羅
  第一節 曼荼羅の語義
  第二節 曼荼羅の製作
  第三節 三重曼荼羅と十二院の実際
 第十一章 身語心の三種曼荼羅
  第一節 身語心の三密曼荼羅
  第二節 『大日経』と『金剛頂経』の四種曼荼羅
 第十二章 金剛頂経系思想
  第一節 金剛頂経の成立年代と成立地
  第二節 初会の金剛頂経
 第十三章 『金剛頂経』の曼荼羅
  第一節 金剛界九会曼荼羅と四種曼荼羅
  第二節 金剛界曼荼羅の二種の出生没
  第三節 金剛界曼荼羅の諸尊
  第四節 四智と四種法身 
 第十四章 空海の教学を支える思想
  第一節 密教との遭遇
  第二節 空海の『十住心論』の顕密思想
  第三節 空海の主要な三部書
  第四節 『即身成仏義』の思想
  第五節 『声字実相義』の思想 
 第十五章 『吽字義』の思想

実 践 篇
 第十六章 密教の菩提心思想
 第十七章 五字厳身観と五相成身観
  第一節 五字厳身観
  第二節 五字厳身観の実践 
  第三節 『金剛頂経』の五相成身観
  第四節 『金剛界黄紙次第』の五相成身観
  まとめ

梵・巴・蔵語索引
典籍名索引
和漢語索引

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