新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
仏教の声の技
悟りの身体性
声明、真言念誦、念仏など、さまざまな仏教の声の技は、どのような教理に基づきいかなる救いのシステムを構築したのか。身体がもつ実践的力を考究した前例のない画期的試み。
・第34回 田邉尚雄賞受賞
・第34回 田邉尚雄賞受賞
まえがき/凡例
序論
仏教の声の技と日本宗教研究
本書の目的、アプローチ、構成
第一章 初期天台における即身成仏論と身体
はじめに
一 最澄の挑戦
二 最澄後の挑戦
むすび
第二章 四種三昧の展開
はじめに
一 智顗の四種三昧についての研究
二 止観における身体の機能
三 日本天台における三昧行
結び
第三章 観行としての声明――法華懺法にみるその美的表現力と権能
はじめに
一 法華懺法がまとう「正統性」
二 法華懺法の声と力
三 声明が負った美的権威
四 「記す」ことのパラドクス――身体化される権威
結び
第四章 密教における声の技法―?安然の「声」論から
はじめに
一 声塵得道――耳がとらえるものへの関心
二 安然の音楽理論
三 密教儀礼における声
結び
第五章 念誦と成仏
はじめに
一 十八道行法と念誦
二 即身成仏を導く声の技法
三 声による引き込み
結び――真言念誦をめぐるダイナミクス
第六章 源信の念仏における声
はじめに
一 『往生要集』における声と念仏
二 声観の変容
三 実践活動と理論
結び
結論
付論 修験道の法華懺法――声の技の展開
はじめに
一 「秋の峰」における音の装置
二 羽黒修験道の法華懺法
三 法華懺法の音楽的特徴
四 利用される「正統性」
五 身体活動としての懺悔
結び
初出一覧
あとがき
序論
仏教の声の技と日本宗教研究
本書の目的、アプローチ、構成
第一章 初期天台における即身成仏論と身体
はじめに
一 最澄の挑戦
二 最澄後の挑戦
むすび
第二章 四種三昧の展開
はじめに
一 智顗の四種三昧についての研究
二 止観における身体の機能
三 日本天台における三昧行
結び
第三章 観行としての声明――法華懺法にみるその美的表現力と権能
はじめに
一 法華懺法がまとう「正統性」
二 法華懺法の声と力
三 声明が負った美的権威
四 「記す」ことのパラドクス――身体化される権威
結び
第四章 密教における声の技法―?安然の「声」論から
はじめに
一 声塵得道――耳がとらえるものへの関心
二 安然の音楽理論
三 密教儀礼における声
結び
第五章 念誦と成仏
はじめに
一 十八道行法と念誦
二 即身成仏を導く声の技法
三 声による引き込み
結び――真言念誦をめぐるダイナミクス
第六章 源信の念仏における声
はじめに
一 『往生要集』における声と念仏
二 声観の変容
三 実践活動と理論
結び
結論
付論 修験道の法華懺法――声の技の展開
はじめに
一 「秋の峰」における音の装置
二 羽黒修験道の法華懺法
三 法華懺法の音楽的特徴
四 利用される「正統性」
五 身体活動としての懺悔
結び
初出一覧
あとがき