仏教の声の技

悟りの身体性

声明、真言念誦、念仏など様々な仏教の声の技は、どんな教理と救いのシステムを構築したか。身体の実践的力を考究した画期的試み。

著者 大内 典
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
出版年月日 2016/03/11
ISBN 9784831862327
判型・ページ数 A5・310ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 品切れ・重版未定
声明、真言念誦、念仏など、さまざまな仏教の声の技は、どのような教理に基づきいかなる救いのシステムを構築したのか。身体がもつ実践的力を考究した前例のない画期的試み。

・第34回 田邉尚雄賞受賞
まえがき/凡例
序論  
仏教の声の技と日本宗教研究
本書の目的、アプローチ、構成

第一章  初期天台における即身成仏論と身体
 はじめに
一 最澄の挑戦
二 最澄後の挑戦
むすび

第二章  四種三昧の展開
 はじめに
一 智顗の四種三昧についての研究
二 止観における身体の機能
三 日本天台における三昧行
結び

第三章  観行としての声明――法華懺法にみるその美的表現力と権能
 はじめに
一 法華懺法がまとう「正統性」
二 法華懺法の声と力
三 声明が負った美的権威
四 「記す」ことのパラドクス――身体化される権威
結び

第四章  密教における声の技法―?安然の「声」論から
はじめに
一 声塵得道――耳がとらえるものへの関心
二 安然の音楽理論
三 密教儀礼における声
結び

第五章  念誦と成仏
 はじめに
一 十八道行法と念誦
二 即身成仏を導く声の技法
三 声による引き込み
結び――真言念誦をめぐるダイナミクス

第六章  源信の念仏における声
 はじめに
一 『往生要集』における声と念仏
二 声観の変容
三 実践活動と理論
 結び

結論

付論 修験道の法華懺法――声の技の展開
 はじめに
 一 「秋の峰」における音の装置
 二 羽黒修験道の法華懺法
 三 法華懺法の音楽的特徴
 四 利用される「正統性」
 五 身体活動としての懺悔
 結び

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あとがき

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