新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
近現代日本の民間精神療法
不可視なエネルギーの諸相
催眠術は明治に輸入されて大正期に霊術・精神療法へと発展し、ヨーガと日本の腹式呼吸法が混じり合い、エネルギー概念が「気」に接合される。
これは「呪術の近代化」「催眠術の呪術化」であり、西洋の近代オカルティズム、アメリカのニューソートと並行するグローバルなオカルティズム運動であった。
その全体像を多様な視点から横断的に描く、初の本格的論集。
これは「呪術の近代化」「催眠術の呪術化」であり、西洋の近代オカルティズム、アメリカのニューソートと並行するグローバルなオカルティズム運動であった。
その全体像を多様な視点から横断的に描く、初の本格的論集。
序論 吉永進一
Ⅰ 流入する科学的エネルギーとヨーガ
第一章 物理療法の誕生――不可視エネルギーをめぐる近代日本の医・療・術
中尾麻伊香
第二章 松本道別の人体放射能論――日本における西欧近代科学受容の一断面
奥村大介
第三章 ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン――別名、ヨギ・ラマチャラカ
フィリップ・デスリプ(佐藤清子訳)
Ⅱ 産み出す〈気〉と産み出される〈思想〉
第一章 政教分離・自由民権・気の思想
――川合清丸、吐納法を以て天下国家を平地す 栗田英彦
第二章 玉利喜造の霊気説の形成過程とその淵源――伝統と科学の野合
野村英登
第三章 霊術・身体から宗教・国家へ――三井甲之の「手のひら療治」 塚田穂高
第四章 活元運動の歴史――野口整体の史的変容 田野尻哲郎
Ⅲ 還流するレイキ
第一章 大正期の臼井霊気療法――その起源と他の精神療法との関係 平野直子
第二章 臼井霊気療法からレイキへ――トランス・パシフィックによる変容
ジャスティン・スタイン(黒田純一郎訳)
第三章 「背景化」するレイキ――現代のスピリチュアル・セラピーにおける位置づけ
ヤニス・ガイタニディス
Ⅳ 民間精神療法主要人物および著作ガイド 栗田英彦・吉永進一
第一章 萌芽期 1868~1903年
第二章 精神療法前期 1903~1908年
第三章 精神療法中期 1908~1921年
第四章 精神療法後期 1921~1930年
第五章 療術期 1930~1945年
あとがき 吉永進一
執筆者・訳者紹介
人名・団体名索引
Ⅰ 流入する科学的エネルギーとヨーガ
第一章 物理療法の誕生――不可視エネルギーをめぐる近代日本の医・療・術
中尾麻伊香
第二章 松本道別の人体放射能論――日本における西欧近代科学受容の一断面
奥村大介
第三章 ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン――別名、ヨギ・ラマチャラカ
フィリップ・デスリプ(佐藤清子訳)
Ⅱ 産み出す〈気〉と産み出される〈思想〉
第一章 政教分離・自由民権・気の思想
――川合清丸、吐納法を以て天下国家を平地す 栗田英彦
第二章 玉利喜造の霊気説の形成過程とその淵源――伝統と科学の野合
野村英登
第三章 霊術・身体から宗教・国家へ――三井甲之の「手のひら療治」 塚田穂高
第四章 活元運動の歴史――野口整体の史的変容 田野尻哲郎
Ⅲ 還流するレイキ
第一章 大正期の臼井霊気療法――その起源と他の精神療法との関係 平野直子
第二章 臼井霊気療法からレイキへ――トランス・パシフィックによる変容
ジャスティン・スタイン(黒田純一郎訳)
第三章 「背景化」するレイキ――現代のスピリチュアル・セラピーにおける位置づけ
ヤニス・ガイタニディス
Ⅳ 民間精神療法主要人物および著作ガイド 栗田英彦・吉永進一
第一章 萌芽期 1868~1903年
第二章 精神療法前期 1903~1908年
第三章 精神療法中期 1908~1921年
第四章 精神療法後期 1921~1930年
第五章 療術期 1930~1945年
あとがき 吉永進一
執筆者・訳者紹介
人名・団体名索引