浄土思想の成立と展開 【六角会館研究シリーズⅤ】

著者 大田 利生
出版社 永田文昌堂
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2017/04/10
ISBN 9784816230462
判型・ページ数 A5・336ページ
定価 本体6,000円+税
在庫 お取り寄せ
浄土教は紀元一世紀に浄土経典の編纂を通して興起する。そしてその教えがインド・中国・日本へと展開していることをを考えると、その研究領域は時代的・地域的に決して狭いものではない。本書は浄土経典の成立から現代における真宗の課題まで、広汎な内容の論考を収録する。
はしがき

無量寿経願文の研究―とくに二十四願から四十八願拡大の意義―…大田利生
『大阿弥陀経』における阿弥陀仏国の考察…佐々木大悟
〈無量寿経〉における唯除の文の意義…弘中満雄
唯除五逆誹謗正法の一考察…岡崎秀麿
浄土教思想を見る―七祖を中心に―…二條秀瑞
禅と浄土の接点…真名子晃征
道綽の念仏思想…八力廣超
「始終両益」考…野村淳爾
『安楽集』に見られる臨終来迎の説示について…中平了悟
『教行信証』「真仏土巻」における『大阿弥陀経』引文の意図…玉木興慈
無年紀の「御文章」の製作年代について…能美潤史
現代における真宗の課題―伝道と儀礼の関係性を中心に―…岸 弘之
真宗心理へのアプローチ―文化的自己観と真宗的宗教性の関係から―…長岡岳澄

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