天智天皇 【人物叢書(新装版)】

著者 森 公章
出版社 吉川弘文館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2016/09/01
ISBN 9784642052801
判型・ページ数 4-6・324ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 お取り寄せ
中大兄皇子の名と「大化の改新」で知られる古代の天皇。孝徳天皇主導の下、乙巳の変で蘇我本宗家を滅ぼす。白村江の戦で大敗後は、すぐに即位せず称制の形で防衛対策を推進。近江大津宮に遷都して即位し、初の全国的戸籍「庚午年籍」を作成するなど、中央集権体制の確立をめざした。通説を覆し、その生涯を通して激動する七世紀の東アジアを描く。
はしがき

第一 舒明・皇極朝の中大兄
 一 生年と家系
 二 舒明朝と中大兄の登場
 三 東アジア情勢の画期と皇極朝
第二 乙巳の変と改新詔
 一 蘇我本宗家討滅
 二 改革のはじまり
 三 改新詔
第三 孝徳朝の改革のなかで
 一 皇太子奏
 二 蘇我倉山田石川麻呂事件
 三 新冠位・官職の評制の施行 
 四 飛鳥還都
第四 斉明朝と飛鳥の荘厳化
 一 飛鳥の都
 二 阿倍比羅夫の北方遠征
 三 有間皇子事件
第五 百済救援の出兵と称制
 一 百済滅亡と百済救援
 二 白村江戦の敗北
 三 防衛体制の整備
第六 即位への道程
 一 甲子宣
 二 間人皇女の位置
 三 近江大津宮遷都
第七 近江朝廷の日々
 一 即位と諸后妃
 二 外交関係の展開
 三 中臣鎌足の死
 四 近江令の存否
 五 唐軍からの使者
 六 崩御、そして壬申の乱勃発
第八 律令国家創始者像の創出
 一 不改常典
 二 持統・元明による顕彰
 三 奈良時代の天智天皇観
結 中大兄・天智の生涯

系図Ⅰ 六・七世紀の天皇家の系図
系図Ⅱ 天智・天武の家族関係
略年譜
参考文献

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