日本の思想をよむ

著者 末木 文美士
出版社 KADOKAWA
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2016/05/25
ISBN 9784044000899
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体1,600円+税
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社会と国家、自然と人間、宗教、身体、そして死――。先人たちはこれらの問題に対して、新鮮かつ多様なアイデアをもっている。本書は思想史を彩る43編をとりあげ、現代の課題と原典を橋渡しする日本思想史入門。古事記、仏典から国家論、日本国憲法まで、未来を考えるヒントとして、今ひらく。
はじめに

Ⅰ 自然と人間
 空海『弁顕密二教論』
 鴨長明『方丈記』
 安藤昌益『統道真伝』
 宮沢賢治『二十六夜』
 南方熊楠『土宜法龍宛書簡』

Ⅱ 死者からの問いかけ
 源信『往生要集』
 慈円『愚管抄』
 平田篤胤『『霊の真柱』
 柳田国男『先祖の話』
 田辺元『メメント・モリ』

 日本の思想を考える①三つの伝統

Ⅲ 超俗から世俗へ
 最澄『山家学生式』
 法然『選択本願念仏集』
 叡尊『感身学生記』
 夢窓『夢中問答』
 蓮如『蓮如文集』
 鉄眼『化縁の疏』

Ⅳ 身体への眼差し 
 栄西『喫茶養生記』
 明恵『夢記』
 聖戒『一遍聖絵』
 世阿弥『風姿花伝』
 一休『狂雲集』
 白隠『夜船閑話』
 
Ⅴ 仏教の真髄
 親鸞『教行信証』
 道元『正法眼蔵』
 無住『沙石集』
 不干斎ハビアン『妙貞問答』
 鈴木正三『驢鞍橋』
 富永仲基『出定後語』
 和辻哲郎『古寺巡礼』
 
 日本の思想を考える②大伝統をどう見るか

Ⅵ 「日本」とはなにか
 『古事記』
 本居宣長『紫文要領』
 内村鑑三『基督信徒のなぐさめ』
 中山みき『みかぐらうた』
 鈴木大拙『日本的霊性』
 西田幾多郎『場所的論理と宗教的世界観』
 丸山真男『日本の思想』

Ⅶ 社会と国家の構想
 日蓮『立正安国論』
 伊藤仁斎『童子問』
 吉田松陰『講孟余話』
 福沢諭吉『文明之概略』
 清沢満之『精神主義』ほか
 『国体の本義』
 『日本国憲法』

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