2024年10月書店売上 - 2024.11.01
親鸞の発見した日本
仏教の究極
親鸞に導かれて、古代の日本に逢いに行く―。
数多くこの列島に伝来した異国の宗教のなかで、なぜ仏教だけが日本に定着できたのか。そして仏教各派のなかで、なぜ浄土真宗がこれだけ巨大になりえたのか。親鸞の思想に、その疑問を解くもっとも有力な手がかりがある。親鸞の思想こそが当時の仏教・神道の諸派、思想家がこぞって追求した日本人固有の神信仰と渡来の仏の関係を考える神仏習合理論の究極の到達点だった。人間は死んでも霊魂となり、神として永遠に生きつづける。この日本人の霊魂不滅の人間観の本質を理解させるために出現された方便の仏が、親鸞が最後に説いた阿弥陀であった―。
親鸞の思想を通して日本仏教の本質をあきらかにする一冊。
はじめに
Ⅰ 親鸞の悪人―問題の所在―
親鸞の悪人
Ⅱ 日本の浄土信仰―先人に学ぶ―
浄土信仰の確立―源信の『往生要集』―
源信に学んで源信を超えた法然
法然を信じて法然を超えた親鸞
Ⅲ 親鸞の地方体験―日本の伝統に学ぶ―
四度の夢告
太陽・女性
大地
七不思議
成長する親鸞
必然の悪
神仏一如
Ⅳ 深まる親鸞の信仰―日本人の人間観の認識―
地獄と二つの浄土
仏教一般の極楽
阿弥陀聖衆の来迎
死者の浄土現世往還
十八願を信じて十八願を超える
Ⅴ 親鸞の発見した日本人の原信仰
日本人の他界観
日本人の地獄と極楽
・中国・朝鮮の地獄・極楽
・地獄・極楽の融合
大海に注いで浄化される罪悪
1 罪をはらう
2 罪をきよめる―水と火―
・罪を流す
・罪を焼却する
3 刑罰の中心は追放―いまにつづくはらいときよめ―
・罪人を周辺へ追放する
・いまにつづくはらいときよめ
現世と他界の往来
日本人の霊魂観
1 霊魂の認識
2 身体を離れる霊魂
・自由霊と身体霊
・身体重視―日本―
・身体重視―中国・朝鮮―
3 身体の軽視
4 子孫に恵みをもたらす霊魂
霊肉分離―親鸞の遺言―
日本の幽霊―死者の浄土往還―
源信・法然・親鸞・一遍―浄土四聖人―
・悪人
・念仏
・来迎
・浄土
・浄土現世往還
・地獄
・女人
・太陽と大地
・神仏一如
Ⅵ 日本仏教の究極
親鸞最後の阿弥陀観―自然法爾―
死生・神人循環の人間観
日本仏教の究極
親鸞と道元―救済と解脱―
Ⅶ 親鸞の後継者たち―浄土真宗の確立―
宗門の動揺
覚如・蓮如の苦心
宗門テキストの選定―『正信念仏偈』と『三帖和讃』―
・浄土真宗の確立
・阿弥陀への絶対帰依
・浄土教先人への傾倒
・信と行
・荘厳な浄土
・女人往生
蓮如の経営戦略
葬儀・法要にみる浄土真宗の現在
・臨終
・遺体
・葬儀
・焼香
・数珠
・通夜
参考文献
親鸞理解の三つの視点―あとがきに代えて―
Ⅰ 親鸞の悪人―問題の所在―
親鸞の悪人
Ⅱ 日本の浄土信仰―先人に学ぶ―
浄土信仰の確立―源信の『往生要集』―
源信に学んで源信を超えた法然
法然を信じて法然を超えた親鸞
Ⅲ 親鸞の地方体験―日本の伝統に学ぶ―
四度の夢告
太陽・女性
大地
七不思議
成長する親鸞
必然の悪
神仏一如
Ⅳ 深まる親鸞の信仰―日本人の人間観の認識―
地獄と二つの浄土
仏教一般の極楽
阿弥陀聖衆の来迎
死者の浄土現世往還
十八願を信じて十八願を超える
Ⅴ 親鸞の発見した日本人の原信仰
日本人の他界観
日本人の地獄と極楽
・中国・朝鮮の地獄・極楽
・地獄・極楽の融合
大海に注いで浄化される罪悪
1 罪をはらう
2 罪をきよめる―水と火―
・罪を流す
・罪を焼却する
3 刑罰の中心は追放―いまにつづくはらいときよめ―
・罪人を周辺へ追放する
・いまにつづくはらいときよめ
現世と他界の往来
日本人の霊魂観
1 霊魂の認識
2 身体を離れる霊魂
・自由霊と身体霊
・身体重視―日本―
・身体重視―中国・朝鮮―
3 身体の軽視
4 子孫に恵みをもたらす霊魂
霊肉分離―親鸞の遺言―
日本の幽霊―死者の浄土往還―
源信・法然・親鸞・一遍―浄土四聖人―
・悪人
・念仏
・来迎
・浄土
・浄土現世往還
・地獄
・女人
・太陽と大地
・神仏一如
Ⅵ 日本仏教の究極
親鸞最後の阿弥陀観―自然法爾―
死生・神人循環の人間観
日本仏教の究極
親鸞と道元―救済と解脱―
Ⅶ 親鸞の後継者たち―浄土真宗の確立―
宗門の動揺
覚如・蓮如の苦心
宗門テキストの選定―『正信念仏偈』と『三帖和讃』―
・浄土真宗の確立
・阿弥陀への絶対帰依
・浄土教先人への傾倒
・信と行
・荘厳な浄土
・女人往生
蓮如の経営戦略
葬儀・法要にみる浄土真宗の現在
・臨終
・遺体
・葬儀
・焼香
・数珠
・通夜
参考文献
親鸞理解の三つの視点―あとがきに代えて―