重版情報(2020年4月~) - 2025.12.23
倶舎論安慧疏の原典解明 界品
既刊の書籍と併せてご注文いただいた場合、全ての書籍が揃い次第の発送となります。
あらかじめご了承ください。
世親『倶舎論』に対する安慧の最重要注釈書を本邦初訳。今回あわせて収録される世親の本論および称友疏の新訳を、安慧疏と併せて読むことで、難解をもって聞こえる『倶舎論』の理解はいっそう深まる。
謝辞
凡例
略号
第一部 序 説
一 俱舎論疏『真実義』解読の難解さ
1 写本の古さとチベット訳の拙劣さ
2 安慧の解釈の難解さ
二 『真実義』の二本のサンスクリット・テキスト
三 『俱舎論』三注釈書成立の前後
四 『真実義』と『明瞭義』
五 『真実義』と『順正理論』
六 『真実義』の特殊な用語ākṣepa-pada
七 kilaをasaṃbhāvanāの意味とする注釈
八 古世親(pūrvakâcāryaVasubandhu)と世親の無表論争
1 安慧疏と称友疏に見られる若干の齟齬
2 安慧疏に現れるpūrvakâcāryaVasubandhu
九 注釈書に見る『俱舎論』の構成
第二部 界品和訳
序 論
一 序の頌
1 仏陀の自利の徳を讃える
2 仏陀の利他の徳を讃える
3 仏陀に敬礼する
二 アビダルマとは何か
三 アビダルマ・コーシャと名づける理由
四 アビダルマが説かれる理由、およびそれを説く人
本 論 十八界の解説
一 有漏・無漏、有為・無為の意義
1 有漏の法
2 無漏の法
a 虚空
b 択滅
c 非択滅
二 五蘊・十二処・十八界
1 色蘊、五根・五境・無表色
2 四大種
3 色と呼ぶ意味
4 十色処、十色界
5 受蘊・想蘊・行蘊、法処・法界
6 識蘊・意処・七心界、および五蘊・十二処・十八界
三 蘊・処・界についての細論
1 すべての法が一蘊と一処と一界とのなかに含まれること
2 界は十八であること
3 蘊・処・界の意味
4 五蘊説についての問題
5 処・界、特に六根の順序
6 色処と法処の問題
7 法蘊その他の蘊、十遍処その他の処、六界その他の界
四 十八界の分類的考察
1 有見・無見
2 牴触性があるもの・牴触性がないもの
3 善・不善・無記
4 欲界繫・色界繫・無色界繫
5 有漏・無漏
6 有尋有伺・無尋唯伺・無尋無伺
7 所縁をもつもの・所縁をもたないもの
8 執受されているもの・執受されていないもの
9 大種・大種所造
10 集積したもの・集積していないもの
11 切断するもの・切断されるもの、焼くもの・焼かれるもの、量るもの・量られるもの
12 異熟より生じたもの・養われたもの・等流したもの・実体あるものをもつもの・刹那性のもの
13 付論(一)法を具有することについての考察
14 内なるもの・外なるもの
15 同分・彼同分
16 見所断・修所断・非所断
17 見であるもの・見でないもの、付論(二)眼が見るか眼識が見るか
18 付論(三)一眼で見るか二眼で見るか
19 付論(四)根は接しているものを境とするか
20 付論(五)根と境との量
21 付論(六)根の極微
22 付論(七)識の所依の問題、根だけを識の所依と呼ぶ理由
23 付論(八)根の名をもって識を呼ぶ理由
24 付論(九)根と境と識と身体との地
25 どの界がどの識によって識られるか
26 どの界が常住であり、どの界が無常であるか
27 どの界が根であり、どの界が根でないか
おわりに
索 引
ホーム
ご注文方法
カートを見る
YONDEMILLとは
お問い合わせ

関連書籍










































