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唯識説の深層心理とことば

『摂大乗論』に基づいて

あらゆる物事は心の現れと説く唯識。世界が現象する経緯を、哲学的整合性をもって理論的に説明し得る「ことば」の哲学として展開。

著者 小谷 信千代
出版社 法藏館
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
出版年月日 2023/08/15
ISBN 9784831870964
判型・ページ数 4-6・320ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
難解な唯識説を分かりやすく解説した入門書兼その言語哲学を解明した研究書。世界が現象する経緯を、哲学的整合性をもって理論的に説明し得る「ことば」の哲学として展開。
はじめに
序 言

序 章
一 無著の時代
二 唯識思想における「ことば」

第一章 唯識ということ

第二章 アーラヤ識説
一 アーラヤ識
二 マナ識
三 熏習と種子
四 アーラヤ識の二種の縁起
五 聞熏習の種子

第三章 三性説
一 三性とは何か
二 三性の名称の由来

第四章 現象世界生起の構造
一 依他起性に潜むダイナミズム
二 依他起性における意識
三 「ことば」を生起する心作用
四 言語活動を生起する想と尋伺
五 分別の形相因
六 行の形相因
七 唯識学派が「ことば」を重視する理由

第五章 唯識学派の修習法
一 有部の法の修習
二 唯識学派の法の修習

第六章 唯識説の「ことば」の哲学
一 種子はすべて潜在的「意味」形象である
二 唯識思想における深層心理と「ことば」
三 見聞覚知は「ことば」の種子を熏習する
四 意味への転成による「ことば」の種子の熏習
五 意識の深層への言語学

第七章 瑜伽行と仏身論
一 無分別智と転依
二 無分別智と三種の仏身

おわりに

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