話題の本【書評】(2024年9月~) - 2026.07.08
藤原頼通の時代【法蔵館文庫】
摂関政治から院政へ
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摂関家勢力の衰退期と言われた頼通の時代は、後期王朝国家体制への大転換期あった。「一人諮問」という概念を提唱し、頼通の養子源師房の登用に関する通説をくつがえし、院政時代への歴史を書き換えた名著。解説:下向井龍彦
一 頼通摂政となる
1 頼通が受けついだもの(一)摂関政治/2 頼通が受けついだもの(二)摂関家/3 内大臣十二日で摂政になった頼通
二 頼通をめぐる女性と諸子
1 「男は妻は一人のみやは持たる」/2 異姓養子源師房と頼通の諸子
三 父道長の死
1 右大臣藤原実資にたよる関白頼通/2 採決困難な事件の出現
四 後期王朝国家体制への転換
1 王朝国家/2 前期王朝国家の支配が行きづまる/3 後期王朝国家の支配/4 長久荘園整理令の発令/5 百王思想
五 頼通関白を辞す
1 頼通、関白と「諮詢」を辞す/2 頼通の時代に摂関家の権勢が衰退していたか
六 後三条天皇の時代
1 従来の後三条天皇時代像/2 後三条天皇時代像の再検討/3 後三条天皇の新政/4 関白の一人諮問がなくなる/5 後三条天皇の譲位/6 後三条天皇が過大評価された理由
七 後三条・頼通・彰子・教通あいついで世を去る
八 その後
1 摂関家内部の関白継承争い/2 寺社強訴の頻発
付論 王朝貴族の国政観と末代観
解説 坂本賞三先生と王朝国家体制論(下向井龍彦)
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