2026年7月書店売上 - 2026.08.04
犯罪者たちの「中国近世」
明代中期の法整備と社会
はじめに
一 中国史研究における明中期
二 法制史から見た明中期
三 本書の構成
第一部 明中期における法整備
第一章 明代法制史料の基本整理
はじめに
一 『明律』と『問刑条例』
二 「一依大明律科斷」の原則と例
三 『明律』、『問刑条例』の刑罰
四 例の構造
おわりに
第二章 『皇明條法事類纂』の成立事情
――条例テキストの問題から考える
はじめに
一 『皇明條法事類纂』巻二十九における錯簡
二 重複して収録された事例
おわりに
第三章 明代『問刑条例』条文形成過程の一類型
――参語を引用する事例の検討を通して
はじめに
一 「情重律輕」の事案
二 累犯の事案
三 参語の引用
四 不許妄加参語
五 法律知識の欠如
おわりに
第四章 弘治『問刑条例』から万暦『問刑条例』へ
――海禁に関する例の「謀叛」から考える
はじめに
一 弘治『問刑条例』〔弘V:43:8〕が成立するまで
二 万暦『問刑条例』〔萬V:43:4〕の条文の変化
三 『問刑条例』中の「比照」
四 「謀叛」律と万暦『問刑条例』〔萬V:43:4〕
五 「謀叛」律と海禁
六 万暦『問刑条例』〔萬V:43:4〕とその他の律
おわりに
第二部 明中期社会と犯罪
第五章 典型的な犯罪者「無籍之徒」と『問刑条例』の整備
はじめに
一 明中期の社会風俗
二 『問刑条例』と無籍之徒
三 『問刑条例』条文の成立過程
四 「生理に務めざる(不務生理)」生き方をする人々
おわりに
第六章 大運河における司法と犯罪
はじめに
一 条例に見られる問題の縁取り(フレーミング)
二 大運河における司法行政
三 御史による監察と大運河
おわりに
第七章 朝貢貿易と中国社会
――会同館開市に関する規定の法整備過程から見る
はじめに
一 朝貢使節の行動と規制
二 朝貢に関する法規定
三 弘治『問刑条例』〔弘Ⅴ:43:3〕の形成過程の復原
四 来朝した使節と私的に通じることに対する事例
五 問題を起こす人々
六 朝貢使節に対する処罰
おわりに
第八章 海上密貿易に関する犯罪と法整備
はじめに
一 『明律』が定める沿海の秩序
二 『問刑条例』の編纂と変化する沿海の秩序
三 犯罪行為から見る沿海の秩序
おわりに
結 論
一 法運用から見た明中期
二 社会の変化から見た明中期
三 明中期とは何か
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