宗教と福祉の歴史研究

古代・中世と近現代

日本仏教は差別貧困にどう向き合い、儒教とキリスト教は明治以降、福祉課題にどう関与したか。歴史研究から宗教と福祉の関係を問う。

著者 宮城 洋一郎
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 諸派
出版年月日 2013/03/15
ISBN 9784831824585
判型・ページ数 A5・282ページ
定価 本体6,000円+税
在庫 在庫あり
日本仏教は、差別と貧困にいかに向き合ってきたのか。明治以降、近現代の福祉課題に儒教とキリスト教がどのように関与したのか。歴史研究の視点で、宗教と福祉の関わりを問う。
序 本書のねらいと構成について

第一部 古代・中世における仏教と福祉の課題 まえがき

 第一章 『日本霊異記』の福祉課題

 第二章 叡尊の実践と福祉課題

 第三章 忍性の立脚点と実践課題

第二部 戦後仏教教団の福祉課題への取り組み まえがき

 第一章 戦後仏教教団と部落問題

 第二章 戦後天台宗教団の社会福祉事業

 第三章 真言宗僧・松村祐澄師と恵愛福祉事業団

第三部 近現代の福祉課題をめぐって

 まえがき

 第一章 恤救規則成立をめぐる問題点

 第二章 明治中期の防貧論と後藤新平

 第三章 「社会政策学会明書」をめぐる論議について

 第四章 戦前の尼崎市民館について

 第五章 老人福祉法の制定と「敬愛」をめぐる問題

結語 本書が明らかにした福祉課題

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