韓国ふしぎ旅

「魅惑の都」ソウル、「カオスの都市」釜山、「神々の島」済州島等々、旅人として異邦人として、著者独自の視点で覗いた韓国を紹介。

著者 小竹 裕一
出版社 法藏館
ジャンル 文学・随筆
出版年月日 2018/04/20
ISBN 9784831856487
判型・ページ数 4-6・205ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
立命館アジア太平洋大学で長年教鞭を執ってきた著者。
多くの韓国人学生・教員と触れ合ううちに抱いた韓国・韓国人に対する素朴な疑問を、自らの足で韓国各地を歩きまわることで解き明かす。
「魅惑の都」ソウル、「カオスの都市」釜山、「神々の島」済州島……。旅人として、異邦人として、独自の視点と感性で覗いた韓国を、時には笑い、時には涙。抱腹絶倒の韓国の旅を紹介する。
「魅力あふれる国がすぐお隣にある。それぞれの国を実際に訪れ、相互理解を深めていけば、二十年後、三十年後の日韓関係はすばらしいものになる」と著者は語る。
プロローグ

第1章 「魅惑の都」ソウルへの旅

1 韓国人の「空間力」と雄弁力―南山ソウルタワーから韓国民俗村へ―/2 絶品キムチと「整形大国」―ソウル・恵化の繁華街を歩く―/3 韓国人学生はなべて「SKY(空)」をめざす―ソウルの高麗大学潜入と韓国人の「身体距離」―/4 韓国人の“無愛想”と「情」の深さ―江南の高級マンション群を歩く―

第2章 「儒教のメッカ」安東への旅

1 安東で出会ったベトナム―なぜ韓国の大統領はいつも逮捕される?―/2 両班の村でじっとバスを待つ―両班の正体とPタイム―/3 韓国儒教のメッカ・陶山書院へ―韓国女性の激情と儒教の衰退―

第3章 「湖南の穀倉地帯」全州への旅

1 KR韓国鉄道の意外なおおらかさ―韓国人エリート青年の全州暮らし―/2 朝鮮王朝開祖・李成桂のおもしろさ―半月夜のパンソリを堪能する―/3 牛が鳴く「全?準先生古宅」にて―韓国の近代化はなぜ挫折したのか―/4 全州の庶民の親切に泣く―韓国人の「反日」はほんとうなのか―

第4章 「カオスの都市」釜山への旅

1 ビートルで玄界灘を押し渡る―「釜山港へ帰れ」はもはや時代おくれ?―/2 釜山国際映画祭と李舜臣将軍の奮闘―韓国人はマレー人に似ている?―/3 合格祈願のアジュンマ軍団と「チング」の正体―なぜ仏教の寺は山のなかにあるのか―/

4 韓国人の「択一思考」とキリスト教の広がり―海雲台のビーチから水営路の巨大教会へ―

第5章 「神々の島」済州島への旅

1 港町・西帰浦の選挙運動―なぜ済州島には「女が多い」のか―/2 漢拏山登山とシャーマンの「堂」へ―“同伴者”司馬遼太郎と共に―

あとがき

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