近世出版の板木研究

印刷の道具だけではなく、版権の所在をも示す板木。その基本構造を解明し、板木の新たなる観察手法を提示。板木書誌学を初めて提唱。

著者 金子 貴昭
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 資料
出版年月日 2013/02/28
ISBN 9784831862235
判型・ページ数 A5・318ページ
定価 本体7,500円+税
在庫 在庫あり
印刷の道具だけではなく、版権の所在をも示す機能をもつ板木。その基本構造を解明し、板木の新たなる観察手法を提示するなど、今後の出版研究の基礎となりうる板木書誌学を初めて提唱する画期的書。
●日本出版学会奨励賞受賞
●日本アート・ドキュメンテーション学会 第9回野上紘子記念ドキュメンテーション学会賞受賞
序 章 研究資源としての板木
第一章 板木活用の意義と実践
第二章 板本の板木―その基本的構造
第三章 板本に表れる板木の構成―紙質・匡郭
第四章 出版記録から読み取れるもの―竹苞書楼の出版記録
第五章 近世出版における板木の役割―摺刷以外の板木の機能
第六章 池雅『賞奇軒墨竹譜』の板木―初版から現在までを辿る
第七章 高野版の板木―奈良大学博物館所蔵板木を中心に
第八章 藤井文政堂所蔵 享保十七年版「十巻章」の板木―袋綴じと粘葉装
終 章 課題と展望

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