新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
読み書きの民俗学
近世から近代の村落では、生活と一体化した読み書き実践が花開いていた。神社由緒書や石造物に刻まれた記録、真宗聖教の読誦と出版、頭役祭祀をめぐる文書や帳簿などを事例に、フィールドワークを駆使して丹念に検討する。声での伝達や身体動作と絡み合った、近世から近代の日本を舞台とする読み書きの特質を、初めて体系的に論じた注目の書。
第1編 読み書き研究の課題(読み書きの民俗誌の構想;課題としての読み書きと声)
第2編 由緒形成と読み書き(式内社由緒の形成と地域神職;競合する由緒と社会集団)
第3編 真宗聖教の読誦と出版(「もの」としての出版聖教―御文章;活字本の流布と唱和の声―正信偈;出版勤行集の戦後史―般若心経)
第4編 頭役差定の伝達と記録(差定文書の伝達と声;帳簿管理と儀礼の「場」;読み書きの民俗誌の展望)
第2編 由緒形成と読み書き(式内社由緒の形成と地域神職;競合する由緒と社会集団)
第3編 真宗聖教の読誦と出版(「もの」としての出版聖教―御文章;活字本の流布と唱和の声―正信偈;出版勤行集の戦後史―般若心経)
第4編 頭役差定の伝達と記録(差定文書の伝達と声;帳簿管理と儀礼の「場」;読み書きの民俗誌の展望)