2024年10月書店売上 - 2024.11.01
迦才『浄土論』と中国浄土教
凡夫化土往生説の思想形成
唐代初期に活躍した謎の学僧、迦才。『摂大乗論』『大乗起信論』を読み解き、道綽や善導とは一線を画した、迦才独自の浄土教思想とその成立背景を解明する。”摂論系浄土教者”の思想の核心に迫る。
平成25年度 浄土宗学術賞 受賞。
平成25年度 浄土宗学術賞 受賞。
序 論
第一章 『浄土論』の成立背景
第一節 迦才と弘法寺
第二節 道綽と迦才
第三節 『安楽集』と『浄土論』
第二章 迦才における凡夫と聖人
第一節 末法凡夫観
第二節 本為凡夫兼為聖人説
第三節 『勧経』の九品説と慧遠批判の意図
第三章 実践行に対する批判とその克服
第一節 往生別時意説への対応
第二節 実践行大系の形成
第四章 西方化土説の思想構造
第一節 摂論学派と迦才の四土説
第二節 長時化土説
第三節 迦才の西方浄土観
第五章 西方浄土に関する諸問題ほか
第一節 分段・変易の二種生死説
第一章 『浄土論』の成立背景
第一節 迦才と弘法寺
第二節 道綽と迦才
第三節 『安楽集』と『浄土論』
第二章 迦才における凡夫と聖人
第一節 末法凡夫観
第二節 本為凡夫兼為聖人説
第三節 『勧経』の九品説と慧遠批判の意図
第三章 実践行に対する批判とその克服
第一節 往生別時意説への対応
第二節 実践行大系の形成
第四章 西方化土説の思想構造
第一節 摂論学派と迦才の四土説
第二節 長時化土説
第三節 迦才の西方浄土観
第五章 西方浄土に関する諸問題ほか
第一節 分段・変易の二種生死説