近世真宗と地域社会

真宗の地域社会への影響力に着目し、祖先崇拝の再検討など、近世民衆思想史研究に新たな展望を拓く。

著者 児玉 識
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2005/06/01
ISBN 9784831874665
判型・ページ数 A5・362ページ
定価 本体7,500円+税
在庫 在庫あり
真宗の地域社会への影響力に着目し、祖先崇拝の再検討など、近世民衆思想史研究に新たな展望を拓く。
第一章 近世真宗史研究の動向と課題-民俗学との接点を求めて
第二章 長州藩上層と真宗-「蓮茎一糸」を中心に
第三章 秀吉の朝鮮出兵と真宗
第四章 「妙好人伝」小考-土井順一「妙好人伝-新資料を中心として」朝枝善照「妙好人伝基礎研究」の書評をかねて
第五章 近世妙好人の再検討-六連島西教寺蔵「お経法悦歌」の分析を通して
第六章 「小寄講」と近世真宗の結集機能-芸北・石南地方の場合
第七章 真宗流共同体規制について-小寄講(講中)の考察から
第八章 真宗流共同体規制と「集合・略式墓制」-長州藩史料からの検討
第九章 近世後期西本願寺における教団活性化運動の一形態-宗祖降誕地の開発をめぐって
終 章 柳田国男と真宗補論一 明治初期の「小寄講」におけるキリスト教禦運動-広島県山県郡壬生信順講の場合
補論二 真宗者による初期部落差別撤廃運動とその限界-山口県の場合

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