日本浄土教の形成と展開

浄土教の基本思想から、法然とその門下の思想、日本浄土教の歴史的展開まで、最新の研究論文を収録。

著者 浅井 成海
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2004/01/20
ISBN 9784831875631
判型・ページ数 A5・594ページ
定価 本体8,000円+税
在庫 品切れ・重版未定
浄土教の基本思想から、法然とその門下の思想、日本浄土教の歴史的展開まで、最新の研究論文を収録。
はじめに                           浅井成海 ⅰ    Ⅰ 浄土教の基本思想慈慧大師良源の浄土教                     浅井成海 3  ――『極楽浄土九品往生義』を中心として――十二光佛について                       高橋弘次 35道綽の浄土念仏                        福原隆善 65「二河譬」に憶う                       大屋憲一 77元暁の『無量寿経宗要』における信              田中ケネス 97  ――如来蔵思想と日本浄土教との関係を中心にして――珍海『決定往生集』の一考察                  梯 信暁 121浄土教の原理考察                       本多靜芳 143    Ⅱ 法然とその門下の思想法然と親鸞                          梶村 昇 161  ――『歎異抄』をめぐって――      法然と『観経疏』・私考                     藤本淨彦177  ――その出会いの必然性を求めて――醍醐本『法然上人伝記』「三心料簡事」偽撰説の問題点       廣川尭敏 193證空浄土教の現代的受容                    堀本賢順 237證空における弘願の理解                    中西随功 257證空における釈尊とその教説                  大塚霊雲 271隆寛と親鸞の「三願転入」について               田代俊孝 289    Ⅲ 親鸞教学の基本理念十劫久遠論                          梯 實圓 305  ――親鸞聖人の仏陀観の一側面――親鸞思想にみる十念と一念                   岡 亮二 333真宗仏道の根拠と積極性                    小野蓮明 351  ――願心の回向成就――我一心の自証と展開                      神戸和麿 371親鸞の存在論的人間観と社会的人間観              菊藤明道 385  ――「具縛の凡夫・屠沽の下類のわれら」を中心として――三経隠顕および真門釈述作の意図について            藤 能成 405親鸞浄土教批判論の諸相                    河智義邦 435  ――「他力回向論」批判を中心に――    Ⅳ 日本浄土教の歴史的展開『一遍聖絵』第四巻第一段の「狂惑」についての再検討     今井雅晴 461  ――保存修理による図様変更の発見をてがかりに――浄土仏教の「神祇」論 序説                 桃井信之 477  ――法然・親鸞を承けて――親鸞と蓮如に見る二人の仏弟子                徳永大信 509  ――その語りかけの視点より――『今昔物語集』における因果・業               森本覚修 523大巌寺二世安誉虎角雲潮                   宇高良哲 539  ――徳川家康関東入国後最初に交流した浄土宗僧侶―― 浄土真宗倫理攻                       野村伸夫 559近代日本における往生観の諸相                山崎龍明 575  ――親鸞の往生・浄土・成仏観をめぐって―― あとがき                    桃井信之  河智義邦  591

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