仏教的伝統と人間の生

親鸞思想研究への視座

国内外の真宗学・隣接諸学の権威27人が、広い視野で真宗学の諸問題を考察。親鸞思想研究の新たな視座を拓く、珠玉の論集!

著者 安冨信哉博士古稀記念論集刊行会 編集
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2014/06/07
ISBN 9784831877024
判型・ページ数 A5・599ページ
定価 本体13,000円+税
在庫 在庫あり
国内外の真宗学・隣接諸学の権威27人が、広い視野で真宗学の諸問題を考察。親鸞思想研究の新たな視座を拓く、珠玉の論集!
≪日本語篇≫
序文 安富信哉先生の対話の真宗学 寺川俊昭
近代真宗学の方法論 その形成の歴史的背景と内実 安冨信哉

第一部 親鸞思想との対話
 「みずから」とは、どういう営みか 「おのずから」との「あわい」で考える 竹内整一
 倫理と宗教 清沢満之の思索を手がかりに 藤田正勝
 親鸞ルネサンスの構想 方便論的個人主義による学問 安冨歩
 イスラームの善悪理解 東長靖
第二部 親鸞思想の背景
 大乗経典の出現と浄土思想の誕生 エクリチュール論の視座から 下田正弘
 梵文無量寿経と梵文阿弥陀経 校訂覚え書 藤田宏達
 末法思想と澆季観 平雅行
 法然と親鸞 三つの視座からの私考 藤本淨彦
第三部 親鸞思想の現在
 「真実証」考 浄土経典における「証」の二重性 小川一乗
 生ける言葉の仏身 本多弘之
 親鸞の仏教史観としての浄土真宗 「釈尊が弥陀の本願を説いた」とはどういうことか 長谷正訊當
 親鸞の「組織真宗学原論」序説 武田龍精
第四部 近世における親鸞思想
 小林一茶の信心 「あなた任せ」への道 大桑斉
 信仰史の教如 信心為本の伝灯 安冨信哉
編集後記
安冨信哉先生略歴
執筆者紹介

≪英語篇≫
序分 境界なき視聴 マーク・L・ブラム

第一部 仏教と近代
 清沢満之と仏教の再活性化 アルフレッド・ブルーム
 神と仏は何処へ 非神話化と『解深密経』 批評による仏教的近代へ ウィリアム・S・ウォルドロン
 浄土への接近 慈雲尊者と安田理深における阿弥陀とその浄土 ポール・B・ワット
 鈴木大拙と近代仏教の構築 ジェームズ・C・ドビンズ
第二部 真宗と対話
 阿弥陀仏とその浄土についてのハンス・マルティン・バールトと鈴木大拙の議論 マイケル・パイ
 浄土真宗とキリスト教との対話 共通する地平の探究 ドミンゴス・スザ
 上座部と浄土真宗における我に対する態度 ジョン・ロス・カーター
 親鸞とキルケゴールと比較主義の問題 ゲイレン・アムスタッツ
第三部 親鸞思想研究再考
 親鸞が哲学的に興味深い理由 トマス・P・カスーリス
 親鸞の信心における覚智の側面 「信心」の英訳に関する考察 ケネス・K・タナカ
 「真宗学」とは何か 問題提起の試み デニス・ヒロタ
編集後記
安冨信哉先生略歴
執筆者紹介

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