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空海と最澄の手紙
両大師の交流と訣別の軌跡を鮮やかに読み解く。全ての手紙に現代語訳・解説を付した決定版。
著者 | 高木 訷元 著 |
---|---|
出版社 | 法藏館 |
ジャンル | 日本仏教 > 真言宗系(密教含む) |
出版年月日 | 1999/05/14 |
ISBN | 9784831881007 |
判型・ページ数 | A5・304ページ |
定価 | 本体3,200円+税 |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
両大師の交流と訣別の軌跡を鮮やかに読み解く。全ての手紙に現代語訳・解説を付した決定版。
はしがき
序章
第一章 空海の手紙集成 『高野雑筆集』
一 『高野雑筆集』の成立
二 『高野雑筆集』の古写本
三 空海の手紙集成の諸本対照
第二章 空海の手紙
第三章 最澄の手紙
第四章 手紙にみる交友の軌跡
一 空海の誕生と出家
二 空海・最澄の入唐と密教受法
三 空海と最澄の交友
あとがき
空海の手紙 目次
1 陸州の徳一宛 摩騰遊ばずんば
2 下野の広智宛 幽蘭は心なけれども
3 東国の某闍梨宛 古人は面談を貴ばず
4 東国の萬徳宛 如来の悲願は類に
5 東国の某師宛 生年相謁えずと
6 甲州の某氏宛 暮春甚だ暄なり
7 甲州の藤太守宛 久しく音札を承けず
8 常州の藤使君宛 清顔に謁え奉りしより
9 某師宛 雲霞眇然として
10 布勢海宛 比、消息を承けず
11 紀州の某氏宛 古人言えることあり
12 小野年長から空海宛か 久しく礼拝を闕く
13 宛人不明 伏して恵捨を蒙る
14 宛人不明 前に尊体の乖和なるを
15 真矣宛 小師真矣、切に
16 高雄三綱択任の書 夫れ仏法を護持
17 鎮西府の某氏宛 西府に一たび別れて
18 宛人不明 信満至るに、伏して
19 唐僧都宛 馳仰の次、音札を
20 永忠から空海宛か 久しく顔色を見ず
21 藤中納言宛 昨日、使至るに
22 藤原冬嗣宛 中冬霜寒し。伏して
23 某阿闍梨宛 伏して命を奉る
24 鎮西府の某氏宛 仲秋已だ……。某申
25 某高官宛 書信枉問せられ
26 左兵衛督、藤相公宛 伏して承るに、仁を
27 大宰府の安少弐宛 小師真栄帰るに
28 宛人不明 仲秋已だ……。空海
29 筑前の王太守宛 凶変、常なし
30 東大寺の某闍梨宛 思渇の次で、忽ち
31 某相国宛 伏して玉検を開いて
32 式部省の大輔宛 昨日、諸公松巌
33 大伴国道宛 孟春余寒し。伏して
34 僧綱の某師宛 節序中春、風厳しく
35 筑前の栄井王宛 前に寝膳乖和す
36 渤海国の王孝廉宛 信満至るに、辱くも
37 前の安州判官宛 前に書信を枉げられ
38 宛人不明 伏して、二千張の
39 某阿闍梨宛 信満至るによって
40 左大将相公宛 金剛智三蔵の影一鋪
41 宛人不明 伏して金札を承く
42 宛人不明 籍甚を承って
43 某国司宛 国中の災祥は本
44 下野の太守宛 貧道、去にし弘仁
45 使者の弟子宛 書を得て消息を
46 兵部省の長官宛 伏して高命を奉る
47 弟子の泰金剛宛 書を得て、患う
48 泰金剛宛 賢聡到るに、極めて
49 泰金剛宛 書信を得て意を
50 泰金剛宛 滝を下るの後
51 藤原園人の遺族宛 凶禍、常なし
52 使者の弟子宛 賢聡至って意を
53 宛人不明 貧道、黙念せん
54 藤原の某太守宛 臨池は古今の綱紀
55 清修理亮宛 久しく清話を阻つ
56 藤太守宛 近、この郡に入る
57 東宮大夫宛 風信巌を払い
58 宛人不明 先後の二書を開き
59 最澄宛 風信雲書、天より
60 最澄宛 忽ちに枉書を披き
61 最澄宛 忽ちに書札を恵まれ
62 最澄宛(臨?の手紙) 中寿の
63 北山座主義真宛(南山真泰の書状) 今月十一日
最澄の手紙 目次
1 空海宛 孟春なお寒し
2 空海宛 伏して垂書を承けて
3 空海宛 書を承けて旨を悟る
4 空海宛 大阿闍梨康和ならん
5 空海宛 忽ち迎問を承けて
6 空海宛 辱くも金札……深く
7 空海宛 忽ち垂書を得て
8 智泉宛 署預二十余根
9 空海宛 辱くも金札……伝法の
10 高雄山寺の三綱宛 敬って高雄の
11 空海宛 大荘厳論壱部
12 空海宛 貢す 修行満位僧円澄
13 空海宛 弟子最澄、和南。書を
14 空海宛 澄観の新華厳疏上帙十巻
15 空海宛 借請 虚空蔵経疏四巻
16 空海宛 謹みて借用し奉る
17 空海宛 謹みて啓す。借請
18 空海宛 守護国界主経一部
19 空海宛 弟子最澄和南 本経を
20 空海宛 奉送す 十一面儀軌
21 空海宛 奉上 金剛薩?
22 空海宛 最澄、稽首和南す
23 空海宛 仲春稍暖かなり
24 空海宛 孟夏漸く熱し
25 空海宛 徳念仏子は広円禅師の
26 空海宛 世間の願と、また
27 高雄山寺の三綱宛 法弟最澄、かの法筵
28 実恵宛 末資最澄、謹みて啓す
29 智泉宛 且し進上す
30 三箇条起請 老?蒭、敬って
31 遺言状 老僧最澄遺言
32 泰範宛 比叡山老僧最澄
33 泰範宛 謹みて啓す 止観弘決
34 近事貢上状 貢ぎ上る 近事一人
35 泰範宛 この頃、寺に犯悩繁々多く
36 御講法華経辞退状 謹みて啓す 御講法華経に
37 泰範宛 言うに足らざる
38 泰範宛 辞後甚だ寒し
39 泰範宛 久しく清音を隔つ
40 泰範宛 ?々好物を垂れ
41 泰範宛 謹みて啓す 消息の状
42 泰範宛か 示されし衆意、すでに
43 泰範宛 老僧最澄、生年五十
44 泰範宛 憧して前に乍ち別れ
45 泰範から最澄宛 員外の弟子泰範
46 泰範宛 書を見て驚痛せり
47 円澄和尚求法啓状 延暦寺の受法弟子円澄
48 藤朝臣に与えて灌頂の資具を乞う書 最澄言す。身を
序章
第一章 空海の手紙集成 『高野雑筆集』
一 『高野雑筆集』の成立
二 『高野雑筆集』の古写本
三 空海の手紙集成の諸本対照
第二章 空海の手紙
第三章 最澄の手紙
第四章 手紙にみる交友の軌跡
一 空海の誕生と出家
二 空海・最澄の入唐と密教受法
三 空海と最澄の交友
あとがき
空海の手紙 目次
1 陸州の徳一宛 摩騰遊ばずんば
2 下野の広智宛 幽蘭は心なけれども
3 東国の某闍梨宛 古人は面談を貴ばず
4 東国の萬徳宛 如来の悲願は類に
5 東国の某師宛 生年相謁えずと
6 甲州の某氏宛 暮春甚だ暄なり
7 甲州の藤太守宛 久しく音札を承けず
8 常州の藤使君宛 清顔に謁え奉りしより
9 某師宛 雲霞眇然として
10 布勢海宛 比、消息を承けず
11 紀州の某氏宛 古人言えることあり
12 小野年長から空海宛か 久しく礼拝を闕く
13 宛人不明 伏して恵捨を蒙る
14 宛人不明 前に尊体の乖和なるを
15 真矣宛 小師真矣、切に
16 高雄三綱択任の書 夫れ仏法を護持
17 鎮西府の某氏宛 西府に一たび別れて
18 宛人不明 信満至るに、伏して
19 唐僧都宛 馳仰の次、音札を
20 永忠から空海宛か 久しく顔色を見ず
21 藤中納言宛 昨日、使至るに
22 藤原冬嗣宛 中冬霜寒し。伏して
23 某阿闍梨宛 伏して命を奉る
24 鎮西府の某氏宛 仲秋已だ……。某申
25 某高官宛 書信枉問せられ
26 左兵衛督、藤相公宛 伏して承るに、仁を
27 大宰府の安少弐宛 小師真栄帰るに
28 宛人不明 仲秋已だ……。空海
29 筑前の王太守宛 凶変、常なし
30 東大寺の某闍梨宛 思渇の次で、忽ち
31 某相国宛 伏して玉検を開いて
32 式部省の大輔宛 昨日、諸公松巌
33 大伴国道宛 孟春余寒し。伏して
34 僧綱の某師宛 節序中春、風厳しく
35 筑前の栄井王宛 前に寝膳乖和す
36 渤海国の王孝廉宛 信満至るに、辱くも
37 前の安州判官宛 前に書信を枉げられ
38 宛人不明 伏して、二千張の
39 某阿闍梨宛 信満至るによって
40 左大将相公宛 金剛智三蔵の影一鋪
41 宛人不明 伏して金札を承く
42 宛人不明 籍甚を承って
43 某国司宛 国中の災祥は本
44 下野の太守宛 貧道、去にし弘仁
45 使者の弟子宛 書を得て消息を
46 兵部省の長官宛 伏して高命を奉る
47 弟子の泰金剛宛 書を得て、患う
48 泰金剛宛 賢聡到るに、極めて
49 泰金剛宛 書信を得て意を
50 泰金剛宛 滝を下るの後
51 藤原園人の遺族宛 凶禍、常なし
52 使者の弟子宛 賢聡至って意を
53 宛人不明 貧道、黙念せん
54 藤原の某太守宛 臨池は古今の綱紀
55 清修理亮宛 久しく清話を阻つ
56 藤太守宛 近、この郡に入る
57 東宮大夫宛 風信巌を払い
58 宛人不明 先後の二書を開き
59 最澄宛 風信雲書、天より
60 最澄宛 忽ちに枉書を披き
61 最澄宛 忽ちに書札を恵まれ
62 最澄宛(臨?の手紙) 中寿の
63 北山座主義真宛(南山真泰の書状) 今月十一日
最澄の手紙 目次
1 空海宛 孟春なお寒し
2 空海宛 伏して垂書を承けて
3 空海宛 書を承けて旨を悟る
4 空海宛 大阿闍梨康和ならん
5 空海宛 忽ち迎問を承けて
6 空海宛 辱くも金札……深く
7 空海宛 忽ち垂書を得て
8 智泉宛 署預二十余根
9 空海宛 辱くも金札……伝法の
10 高雄山寺の三綱宛 敬って高雄の
11 空海宛 大荘厳論壱部
12 空海宛 貢す 修行満位僧円澄
13 空海宛 弟子最澄、和南。書を
14 空海宛 澄観の新華厳疏上帙十巻
15 空海宛 借請 虚空蔵経疏四巻
16 空海宛 謹みて借用し奉る
17 空海宛 謹みて啓す。借請
18 空海宛 守護国界主経一部
19 空海宛 弟子最澄和南 本経を
20 空海宛 奉送す 十一面儀軌
21 空海宛 奉上 金剛薩?
22 空海宛 最澄、稽首和南す
23 空海宛 仲春稍暖かなり
24 空海宛 孟夏漸く熱し
25 空海宛 徳念仏子は広円禅師の
26 空海宛 世間の願と、また
27 高雄山寺の三綱宛 法弟最澄、かの法筵
28 実恵宛 末資最澄、謹みて啓す
29 智泉宛 且し進上す
30 三箇条起請 老?蒭、敬って
31 遺言状 老僧最澄遺言
32 泰範宛 比叡山老僧最澄
33 泰範宛 謹みて啓す 止観弘決
34 近事貢上状 貢ぎ上る 近事一人
35 泰範宛 この頃、寺に犯悩繁々多く
36 御講法華経辞退状 謹みて啓す 御講法華経に
37 泰範宛 言うに足らざる
38 泰範宛 辞後甚だ寒し
39 泰範宛 久しく清音を隔つ
40 泰範宛 ?々好物を垂れ
41 泰範宛 謹みて啓す 消息の状
42 泰範宛か 示されし衆意、すでに
43 泰範宛 老僧最澄、生年五十
44 泰範宛 憧して前に乍ち別れ
45 泰範から最澄宛 員外の弟子泰範
46 泰範宛 書を見て驚痛せり
47 円澄和尚求法啓状 延暦寺の受法弟子円澄
48 藤朝臣に与えて灌頂の資具を乞う書 最澄言す。身を