仏教のさとりとは

釈尊から親鸞へ

『教行信証』教巻と真実証巻の二巻を「念仏成仏の教え」として論究する

著者 小川 一乗
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2014/08/20
ISBN 9784831887276
判型・ページ数 4-6・188ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
釈尊が説いたさとりの内実を詳細に論じつつ、さらに親鸞が開いた他力信心の救いの世界の意味を、近代仏教学の成果に基づき解明。『教行信証』教巻と真実証巻の二巻を「念仏成仏の教え」として論究する。
はじめに

第一章 釈尊における「証」とは何か
 一、縁起の道理
 二、縁起と涅槃
 三、涅槃寂靜
 四、大般涅槃(滅度)
 五、釈尊の入滅
 六、法身としての釈尊

第二章 親鸞における「真実証」とは何か
 一、証から真実証へ
 二、必至滅度の願
  一 必至滅度
  二 正定聚と等正覚
  三 大経往生
 三、煩悩成就の凡夫・生死罪濁の群萌
  一 「愚」の自覚
  二 悪人とは
 四、二種の回向
  一 回向思想
  二 往相回向
  三 還相回向
 五、「証」についての決判
  一 行証久しく廃れ
  二 証道いま盛なり

第三章 親鸞における「真実教」とは何か
 一、「真実教」を顕わす「教巻」における「教」
  一 真実証のための真実教
  二 『大経』の宗致
  三 誓願不思議
  四 真宗の正意
  五 大乗のなかの至極
 二、「真実教」の引証
  一 釈尊の出世本懐
  二 入大寂定
  三 阿難の慧見
  四 顕真実教

おわりに
 あとがき
 索引

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