話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
世界が驚くニッポンのお坊さん 佐々井秀嶺、インドに笑う
大多数がヒンドゥー教徒であるインドで、不可触民と呼ばれる人々を中心にカーストのない仏教に改宗する人々がいま爆発的に増えている。不可触民とはインド人口12億人のうちの約2割を占める、一番下の階級(シュードラ)にさえ入れないカースト外の人々、ダリット。3000年間にわたり、「触れると穢れる」と差別されてきた人々が、いま次々に仏教に改宗し、半世紀ほど前には数十万人しかいなかった仏教徒が今や1億5千万人を超えている。その中心的役割を果たしてきたのが、佐々井秀嶺だ。
本書は、ほんの偶然から佐々井上人を取材することになった、女性ライターによる密着同行記である。100万人がいっせいに仏教に改宗する「大改宗式」の様子や、佐々井さんの日常生活、そして陰謀と迷信うずまくディープなリアルインドを、爆笑必至のユーモア溢れる筆致で描く。
本書は、ほんの偶然から佐々井上人を取材することになった、女性ライターによる密着同行記である。100万人がいっせいに仏教に改宗する「大改宗式」の様子や、佐々井さんの日常生活、そして陰謀と迷信うずまくディープなリアルインドを、爆笑必至のユーモア溢れる筆致で描く。
序章
第1章 ナグプールのインドラ寺
第2章 よろず相談所
第3章 悪魔祓いに孫の手を
第4章 人生の暗夜行路
第5章 三度の自殺未遂
第6章 色情因縁の嵐
第7章 「我は龍樹なり」
第8章 でんでこを持った乞食坊主
第9章 ガンジーが嫌われたのはなぜ?
第10章 ノラクロの大躍進
第11章 闘争のはじまり
第12章 だまされても、だまされても
第13章 デリーのアジトで
第14章 陰謀渦巻くアーグラ
第15章 ふたたびナグプールへ
終章 「私は小さなお坊さんである」
おわりに その後
第1章 ナグプールのインドラ寺
第2章 よろず相談所
第3章 悪魔祓いに孫の手を
第4章 人生の暗夜行路
第5章 三度の自殺未遂
第6章 色情因縁の嵐
第7章 「我は龍樹なり」
第8章 でんでこを持った乞食坊主
第9章 ガンジーが嫌われたのはなぜ?
第10章 ノラクロの大躍進
第11章 闘争のはじまり
第12章 だまされても、だまされても
第13章 デリーのアジトで
第14章 陰謀渦巻くアーグラ
第15章 ふたたびナグプールへ
終章 「私は小さなお坊さんである」
おわりに その後