親鸞と清沢満之

真宗教学における覚醒の考究

著者 伊東 恵深
出版社 春秋社
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2018/01/20
ISBN 9784393161463
判型・ページ数 4-6・294ページ
定価 本体3,600円+税
在庫 お取り寄せ
浄土真宗の仏教とはいかなるものか。親鸞と清沢満之の〈宗教的覚醒〉のありかを探る。「覚醒論」は、苦悩の現実を生きる現代人に、どのような「目覚め」をもたらすのか。〈本願他力〉の新たな展望を考究する。
序…本多弘之
凡例

序 問題の所在

第Ⅰ部 親鸞論 群萌における覚醒の様相と内実

第一章 横超の仏道
 はじめに
 第一節 「横超」は「超越」と同義か
 第二節 二種の深信
 第三節 依止の転換に開かれる〈真の立脚地〉
 おわりに
第二章 信心獲得の内実―「現生十種の益」の文を中心として
 はじめに
 第一節 獲得金剛心
 第二節 横超五越八難道
 第三節 必獲現生十種益
 おわりに
第三章 「行者のはからい」考
 はじめに 
 第一節 「行者のはからい」とは
 第二節 他力には義なきを義とす
 第三節 雑行を棄てて本願に帰す
 おわりに
第四章 真仮の分判―「化身土巻」の思想的意義
 はじめに
 第一節 方便の意義
 第二節 非対応の対応
 第三節 如来における欲生心の展開
 第四節 「本巻」「末巻」を貫く課題
 第五節 二つの「教誨」
 おわりに
第五章 親鸞晩年の思想課題―「消息」を手がかりとして
 はじめに
 第一節 親鸞の生涯と消息について
 第二節 消息における親鸞の教示
 第三節 畢生の思想課題としての「如来等同思想」
 おわりに
第六章 悪の自覚道―真宗の人間観・救済観
 はじめに
 第一節 我如来を信ずるが故に如来在ます也
 第二節 深信自身
 第三節 内懐虚仮の自覚
 第四節 南無阿弥陀仏の主となる
 第五節 露悪者の系譜
 おわりに

第Ⅱ部 清沢満之論 「他力門哲学」における覚醒の様相と内実

第一章 「他力門哲学骸骨試稿」の思想的位置
 緒論
 第一節 宗教哲学の骸骨
 第二節 明治廿七八年の養痾
 第三節 学事への憂い―「人事の興廃」
 第四節 二つの骸骨
第二章 清沢の「宗教」観
 第一節 『骸骨』における「宗教」
 第二節 道理と信仰
 第三節 死生の問題
 第四節 「試稿」における「宗教」
第三章 有限と無限
 第一節 有限無限論の骨格
 第二節 二項同体
 第三節 根本の撞着
 第四節 有限無限論の展開
 第五節 自覚の一致
 第六節 自力門と他力門
 第七節 他力門に帰す
第四章 心霊の開発
 第一節 『骸骨』の「霊魂」論
 第二節 「試稿」の「心霊」論
 第三節 万有の開展
第五章 他力門における覚醒の構造
 第一節 自利・利他・方便
 第二節 無限の変現
 第三節 法藏比丘の降誕
 第四節 無限共同体の開顕
 第五節 転迷開悟
 第六節 信後の風光
 小結

結 一切群萌の救済

参考文献一覧
初出一覧

あとがき

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