2017年安居本講 『蓮如上人御一代記聞書』試論

著者 大桑 斉
出版社 東本願寺出版
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2017/07/05
ISBN 9784834105636
判型・ページ数 A5・247ページ
定価 本体4,000円+税
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2017年7月開講の安居本講のテキスト。
開講の辞

総説 『蓮如上人御一代記聞書』とは
 1 いかに読むか
 2 思想史としての位置―親鸞聖人から清沢師・才市へ
 3 江戸真宗世界の信心
序説1 『蓮如上人御一代記聞書』の出現
 1 『真宗法要』・『真宗仮名聖教』への収録
 2 『御遺言記 蓮如上人御一代記聞書』
 3 聖教本底本と対校本
 4 元禄三年恵空書写本『蓮如上人御物語聞書』
 5 別本『蓮如上人御物語(聞書)』
 6 『空善聞書』と『山科連署記』
 7 『昔物語記』
 8 『実悟旧記』=『蓮如上人一語記』
序説2 受容と研究―いかに読まれたか
 1 刊行年表
 2 香月院深励師『蓮如上人御一代記聞書講義』
 3 本文刊行
 4 精神主義との関わり
 5 課題的読みの展開
 6 聖教と解釈
本論Ⅰ 弥陀回向の信心(第一部『空善聞書』)
 1 年代記的配列と法語の配置
 2 第一段―弥陀回向の他力信心と機法一体
 3 第二段―開山再誕一流再興と自信教人信
 4 第三段―開山聖人の継承
 5 第四段―弥陀回向の信後相続念仏と罪沙汰無用論
本論Ⅱ 信心者の〈たしなみ〉(第二部『昔物語記』)
 1 『昔物語記』序文―言葉の真実化正統化
 2 「たしなみ」と御掟―道宗の言葉
 3 師弟応答による〈たしなみ〉の展開
 4 〈たしなみ〉としての心の持ちよう
本論Ⅲ 仏の方からの救済(第三部『実悟旧記』一)
 1 〈帰命=たのむ〉の展開
 2 仏になる
 3 機法一体
 4 仏の方より―回向・仏智
 5 宿善無宿善論
 6 回向贈与論
本論Ⅳ 無我と仏物(第三部『実悟旧記』二)
 1 本尊聖教論―コトバとモノと所有
 2 無我論―独覚心批判
 3 仏物・御用
 4 仏法領
本論Ⅴ 聖なる言葉を語る権者(第三部『実悟旧記』三)
 1 御文論―贈与された仏の真実の言葉の所有と非所有
 2 権者制作としての御文 
 3 御文拝読報謝論―一方的投棄として
 4 御文を読む蓮如上人
 5 信心を勧める権者
 6 仏法再興への若年の苦労
 7 夢告し破門する善知識
 8 功成り名とげ
 9 権者の言葉―述而不作
本論Ⅵ 仏法世間関係論(第三部『実悟旧記』四)
 1 「真宗論語」
 2 王法と世間機
 3 仏法世間主客論
 4 誹謗と仏法者
 5 世間道徳への仏法優位論
本論Ⅶ 信心・聴聞・寄合・談合・報謝―一人性・関係性と贈与(第三部『実悟旧記』五)
 1 一人性・関係性―自信教人信
 2 聴聞
 3 寄合・談合
 4 報謝
終章 近現代における展開
 1 清沢師研究と『御一代記聞書』―寺川俊昭師・児玉暁洋師
 2 清沢師における『御一代記聞書』の発見―安藤州一師
 3 回向論における清沢師と蓮如上人
 4 暁烏敏師・三井甲之と回向論
 5 現代清沢師論と『御一代記聞書』―今村仁司

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