親鸞と一遍 【講談社学術文庫】

日本浄土教とは何か

著者 竹村 牧男
出版社 講談社
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2017/06/09
ISBN 9784062924351
判型・ページ数 文庫・323ページ
定価 本体1,100円+税
在庫 お取り寄せ
無の深淵が口をあけ虚無の底に降り立った中世日本に日本浄土教を大成した二人の祖師がいた。定住型の親鸞と漂泊型の一遍という、全く対照的な生き方と思索を展開した両者の思想を、原典に現代語訳を付して緻密に読みこみ比較考量、日本文化の基層に潜む浄土教の精髄を浮き彫りにする。日本人の仏教観や霊性、宗教哲学の核心に鋭く迫った清新な論考。
序章 親鸞と一遍の浄土教
 親鸞と一遍への関心
 浄土教の歴史
 対照的な親鸞と一遍
第一章 浄土教とは何か
 阿弥陀仏とはどのような仏か
 法蔵菩薩の修行
 阿弥陀仏の誕生
 法蔵菩薩の四十八願
 浄土往生の条件
 三心の問題
 善導の三心解釈
第二章 親鸞の救い
 「教行信証」ということ
 信心為本の立場
 信から如来等同へ
 親鸞の三心解釈
 三心は如来の一心にある
 いかに如来より賜るのか
第三章 一遍の救い
 熊野の御夢想の口伝
 信不信をえらばず
 信心から名号へ
 証空と一遍
 三心は名号にある
 一遍の三心解釈
 一遍の名号観
 すべては阿弥陀仏のいのち
第四章 親鸞と還相
 往相と還相
 『往生論註』に見る廻向門
 修行者の廻向から阿弥陀仏の廻向へ
 浄土教における往生と成仏
 親鸞の往生即成仏
 還相はいつの時点から始まるのか
 第二十二願をどう解釈したか
 親鸞の還相の問題
第五章 一遍の還相
 死後の往生
 一遍の本意
 一遍における成仏
 一遍の遊行と還相
終章 浄土教と現代
 信心の親鸞、名号の一遍
 本願と出会う
 浄土教という宗教哲学

原本あとがき
文庫版あとがき

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