智慧の潮 【武蔵野大学シリーズ10】

親鸞の智慧・主体性・社会性 Shinshu Theologyから見えてくる新しい水平線

著者 ケネス・タナカ 編著
出版社 武蔵野大学出版会
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2017/01/25
ISBN 9784903281315
判型・ページ数 A5・342ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 お取り寄せ
「信じる宗教」として捉えられてきた親鸞の思想だが、その本質は極めて多面的で重層的である。初期仏教や大乗仏教で重要視されてきた「智慧」「主体性」「社会性」に焦点を当てて、13名の研究者が多様な見解を試みる。
序論 ケネス・タナカ

Ⅰ智慧
 第一章 釈尊の「証」から親鸞の「真実証」へ―愚の自覚を生む智慧(小川一乗)
 第二章 仏道としての浄土真宗―「信心の智慧」の意味(藤 能成)
 第三章 親鸞における智慧(前田壽雄)
 第四章 親鸞における「智慧」の構造の原典―世親・曇鸞の浄土教における「智慧」(田中無量)
 第五章 親鸞における信心の智慧の側面―体験的視点(ケネス・タナカ)

Ⅱ主体性
 第六章 親鸞浄土仏教における阿弥陀如来と凡夫存在の入不二的関係論(武田龍精)
 第七章 親鸞浄土教におけるホーリズムとその意義―ハイデガー哲学に照らして(デニス・ヒロタ)
 第八章 親鸞における人間容態の問題―三哉が明かすもの(川添泰信)
 第九章 親鸞が語る「自力」概念の基底とは―「信罪福心」(渡邊了生)
 第十章 親鸞から覚如へ―菩薩としての主体の放棄(斎藤信行)

Ⅲ社会性
 第十一章 『教行信証』における往相・還相の問題(末木文美士)
 第十二章 如来の智慧のなかに生きる意味―還相回向と仏身仏土(加来雄之)
 第十三章 親鸞とエンゲージド・ブディズム―「非僧非俗」の再解釈(大來尚順)

抜粋的まとめ ケネス・タナカ

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