重版情報(2020年4月~) - 2025.01.17
仏教の救い 4
アジャセ王の帰仏に学ぶ
真宗大谷派講師である著者が、小松市で行なった連続仏教講座を収めたシリーズ第4弾。本書では、父殺しの罪にもだえるアジャセがいかにして救われたのか、救いとは何かという問題の核心に迫る。「救い」とは困難な状況が楽になる事ではなく、自らと周囲を傷つけ真理を信じない度し難い自分という自覚から、そのような自我の立場に見切りをつけ、一切の人々を助けずにはおかないという仏の大悲心を立場とし、歩みを一歩進めることと説く。また、従来看過されてきた、他者とのつながりへの目覚めを特に強調し、独りよがりな信仰のあり方を誡める。道を求める全ての人々に、親鸞仏教の本質を余すところなく説き明かした待望の書。
王舎城の悲劇(前巻までの流れ)
第10講 アジャセの回心(上)―無根の信―
毒樹のような私から、香木の芽が吹いた
第11講 アジャセの回心(中)―回心の体験は―
行き詰った今、一念、一瞬、聞こえてくださる
第12講 アジャセの回心(下)―新しい関係―
自分を問う他者の存在が見えてくる
第10講 アジャセの回心(上)―無根の信―
毒樹のような私から、香木の芽が吹いた
第11講 アジャセの回心(中)―回心の体験は―
行き詰った今、一念、一瞬、聞こえてくださる
第12講 アジャセの回心(下)―新しい関係―
自分を問う他者の存在が見えてくる