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空海の座標
存在とコトバの深秘学
著者 | 高木 訷元 著 |
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出版社 | 慶應義塾大学出版会 |
ジャンル | 日本仏教 > 真言宗系(密教含む) |
出版年月日 | 2016/03/15 |
ISBN | 9784766423099 |
判型・ページ数 | B6・292ページ |
定価 | 本体2,800円+税 |
在庫 | お取り寄せ |
本書では、青年期から晩年にいたるまでの空海の足跡を、時代背景にそくして丁寧にたどりながら、『聾瞽指帰』『請来目録』「勧縁疏」『般若心経秘鍵』などの代表著作を読み解き、その思想の核心たるマンダラ思想がどのようにして生まれ、体系化されていったのかを迫力ある筆致で描き出す。
まえがき
序 章 仏教志向と秘門との出会い ―― 『聾瞽指帰』の撰述
一 槐市の春秋 ―― 頗る藻麗を学ぶ
二 槐市から山林へ ―― 山藪を宅とし禅黙を心とす
三 秘門との出会い ―― 岐に臨んで幾度か泣く
起の章 入唐留学と秘門の受法 ―― 『請来目録』の読み解き
一 唐都長安への路 ―― 尋ぬるに一乗を以てす
二 梵語の学習と密蔵の受法 ―― 膝歩接足して彼の甘露を仰ぐ
三 真言思想形成の起点 ―― 真言は幽邃にして字字、義深し
承の章 韜黙の一紀 ―― 「中寿感興の詩?びに序」の読み解き
一 最澄との出会いと別離 ―― 仏法の大事因縁を商量す
二 「中寿感興の詩」に見る密蔵のおもい ―― 長夜に円融を念う
三 意味の深みへ ―― 一字一画は衆経を呑んで飽かず
転の章 密蔵法門の宣揚 ―― 「勧縁疏」の読み解き
一 「勧縁疏」撰述の意義 ―― 三心平等なりと知るを大覚と名づく
二 「勧縁疏」への反響 ―― 得ることの晩かりしを恨む
三 顕密二教の対弁 ―― 諸仏の談話、是れを密蔵と謂う
結の章 存在とコトバの深秘学 ―― 一字一文は法界に遍ず
一 「即身」の意味の深みへ ―― 存在の深秘学
二 声字の実相 ―― コトバの深秘学
三 文字の読み解き ―― 意味の深みへ
終 章 存在深層の構造
一 十住心の教判思想 ―― 病源巨多なれば方薬非一なり
二 空海の教育思想 ―― 教育の中立性と総合性
三 深秘学の帰結 ―― 『般若心経秘鍵』の読み解き
序 章 仏教志向と秘門との出会い ―― 『聾瞽指帰』の撰述
一 槐市の春秋 ―― 頗る藻麗を学ぶ
二 槐市から山林へ ―― 山藪を宅とし禅黙を心とす
三 秘門との出会い ―― 岐に臨んで幾度か泣く
起の章 入唐留学と秘門の受法 ―― 『請来目録』の読み解き
一 唐都長安への路 ―― 尋ぬるに一乗を以てす
二 梵語の学習と密蔵の受法 ―― 膝歩接足して彼の甘露を仰ぐ
三 真言思想形成の起点 ―― 真言は幽邃にして字字、義深し
承の章 韜黙の一紀 ―― 「中寿感興の詩?びに序」の読み解き
一 最澄との出会いと別離 ―― 仏法の大事因縁を商量す
二 「中寿感興の詩」に見る密蔵のおもい ―― 長夜に円融を念う
三 意味の深みへ ―― 一字一画は衆経を呑んで飽かず
転の章 密蔵法門の宣揚 ―― 「勧縁疏」の読み解き
一 「勧縁疏」撰述の意義 ―― 三心平等なりと知るを大覚と名づく
二 「勧縁疏」への反響 ―― 得ることの晩かりしを恨む
三 顕密二教の対弁 ―― 諸仏の談話、是れを密蔵と謂う
結の章 存在とコトバの深秘学 ―― 一字一文は法界に遍ず
一 「即身」の意味の深みへ ―― 存在の深秘学
二 声字の実相 ―― コトバの深秘学
三 文字の読み解き ―― 意味の深みへ
終 章 存在深層の構造
一 十住心の教判思想 ―― 病源巨多なれば方薬非一なり
二 空海の教育思想 ―― 教育の中立性と総合性
三 深秘学の帰結 ―― 『般若心経秘鍵』の読み解き