重版情報(2020年4月~) - 2024.11.25
真宗学と障害学
障害と自立をとらえる新たな視座の構築のために
真宗学と障害学の観点から従来の障害観・自立観をとらえ直し、親鸞教学における「向下的救済観」に依拠しつつ、「自力向上」型モデルに立った既存の障害学に対しその対抗理論ともなりうる創造的視座を提示。
CIL運動の新たな展開の可能性についても事例検討を通して構想する。
序 真宗障害学への新しい視座――出版を謝して 安冨信哉
日本の風土に根ざした障害学の提唱 堀 正嗣
序 章 本研究の立場と概念規定
第一節 本研究の問題意識と方法──真宗学と障害学の結合
第二節 本研究の概念規定
第三節 真宗学・仏教福祉学における先行研究の検討
第四節 障害学における先行研究の成果と課題
第五節 本論文における研究課題
第六節 本研究の構成
第一章 障害者福祉政策の変遷における障害観と自立観
第一節 障害者施策の展開
第二節 障害者福祉制度の展開における障害観と自立観
第二章 真宗から見た障害観と自立観
第一節 真宗における障害者社会福祉の考え方の基本理念
第二節 大谷派における仏教社会福祉史
第三節 真宗から見た障害観と自立観
第三章 「青い芝の会」の思想による障害と自立の問い直し
第一節 障害者運動のあけぼの
第二節 大仏空の『歎異抄』理解とマハラバ村の理論
第三節 マハラバ理論から「青い芝の会」のテーゼへ
第四節 「青い芝の会」の思想による障害と自立の問い直し
第四章 障害観・自立観の変遷と社会モデル
第一節 国連障害者権利条約の制定までの歴史の概観
第二節 国際障害分類・国際生活機能分類(ICF)の障害観・自立観
第三節 社会モデルの障害観・自立観
第四節 真宗障害者福祉と「社会モデル」
第五章 障害と自立をとらえる新たな視座の構築
第一節 親鸞と宗教改革
第二節 親鸞における救済の構造
第三節 新たな障害者福祉の視座としての向下的社会モデルの射程範囲
第六章 向下的社会モデルとピアの思想
第一節 向下的社会モデルと健全者幻想
第二節 向下的社会モデルと生の価値観の再生
第三節 向下的社会モデルにおけるピアの思想
第四節 向下的社会モデルにおけるロールモデルの意義
第七章 向下的共生運動としての自立生活運動
第一節 本章の問題意識
第二節 日本における自立生活運動の特徴
第三節 向下的共生運動としての自立生活運動の実践事例
第四節 向下的共生運動としての自立生活運動の提起するもの
終 章 本研究の切り開いた地平と新たな課題
第一節 本研究で明らかになったこと
第二節 本研究で切り開いた地平と今後の課題
補遺編
1 真宗の視座とは──親鸞の救済構造
2 向下的共生運動から見た二次障害
3 三願転入と向下的社会モデル
跋
事項索引
引用・参考文献
日本の風土に根ざした障害学の提唱 堀 正嗣
序 章 本研究の立場と概念規定
第一節 本研究の問題意識と方法──真宗学と障害学の結合
第二節 本研究の概念規定
第三節 真宗学・仏教福祉学における先行研究の検討
第四節 障害学における先行研究の成果と課題
第五節 本論文における研究課題
第六節 本研究の構成
第一章 障害者福祉政策の変遷における障害観と自立観
第一節 障害者施策の展開
第二節 障害者福祉制度の展開における障害観と自立観
第二章 真宗から見た障害観と自立観
第一節 真宗における障害者社会福祉の考え方の基本理念
第二節 大谷派における仏教社会福祉史
第三節 真宗から見た障害観と自立観
第三章 「青い芝の会」の思想による障害と自立の問い直し
第一節 障害者運動のあけぼの
第二節 大仏空の『歎異抄』理解とマハラバ村の理論
第三節 マハラバ理論から「青い芝の会」のテーゼへ
第四節 「青い芝の会」の思想による障害と自立の問い直し
第四章 障害観・自立観の変遷と社会モデル
第一節 国連障害者権利条約の制定までの歴史の概観
第二節 国際障害分類・国際生活機能分類(ICF)の障害観・自立観
第三節 社会モデルの障害観・自立観
第四節 真宗障害者福祉と「社会モデル」
第五章 障害と自立をとらえる新たな視座の構築
第一節 親鸞と宗教改革
第二節 親鸞における救済の構造
第三節 新たな障害者福祉の視座としての向下的社会モデルの射程範囲
第六章 向下的社会モデルとピアの思想
第一節 向下的社会モデルと健全者幻想
第二節 向下的社会モデルと生の価値観の再生
第三節 向下的社会モデルにおけるピアの思想
第四節 向下的社会モデルにおけるロールモデルの意義
第七章 向下的共生運動としての自立生活運動
第一節 本章の問題意識
第二節 日本における自立生活運動の特徴
第三節 向下的共生運動としての自立生活運動の実践事例
第四節 向下的共生運動としての自立生活運動の提起するもの
終 章 本研究の切り開いた地平と新たな課題
第一節 本研究で明らかになったこと
第二節 本研究で切り開いた地平と今後の課題
補遺編
1 真宗の視座とは──親鸞の救済構造
2 向下的共生運動から見た二次障害
3 三願転入と向下的社会モデル
跋
事項索引
引用・参考文献