話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
東井義雄の言葉
こころの花がひらくとき
「いのちの教育」を信念とした東井氏は、折に触れて子どもらに語り、あるいは詩や著作として数多くの言葉を残している。
本書は東井氏の三十五の言葉を紹介し、自らの体験を交えながら解説する。
例えば、大きな困難を乗り越える勇気より、小さな勇気がほしい、という詩を挙げて、確かに道のゴミを拾うような小さな勇気こそ大切だと膝を打つ。
東井氏の言葉を噛み締めながら、日々を過ごす著者の姿は、真摯に生きることがいかに貴重であるかを教えてくれる。
かんじんの「今」さえない
真実はモヤモヤの中にある
いのちの雪片
子ども自身もしらない宝物
平穏無事な日こそありがたい
放っておけば かびが生える
していることで もの言う子ども
生かされていた
根を養う
子育ても土づくりが大切〔ほか〕
真実はモヤモヤの中にある
いのちの雪片
子ども自身もしらない宝物
平穏無事な日こそありがたい
放っておけば かびが生える
していることで もの言う子ども
生かされていた
根を養う
子育ても土づくりが大切〔ほか〕