親鸞の≪和讃を読み解く≫ 命とは何か

著者 楠 親之
出版社 専覚寺
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2013/11/01
ISBN 978400000159X
判型・ページ数 A5・68ページ
定価 本体500円+税
在庫 お取り寄せ
この小冊子は寺の毎月の御講(女人講)でお話ししたものを拾い集め、つまみ読みした生命科学のお話等興味をもったことを織り交ぜながら綴ったものである。親鸞聖人が浄土を求められたそもそもの心を知りたい、という気持ちを抱えつつ「読み解く」等できないことですが・・・・・、亡くなられて七五〇年も経った今、記念すべき時を迎えて何か身近に聖人に問うてみたくも思います。 そういう思いを含めた、命とは何か浄土とは何かの小冊子です。 ≪まえがき≫より
弥陀成仏のこのかたは
智慧の光明はかりなし
尊者阿難座よりたち
如来の光瑞希有にして
安楽仏土の依正は
如来興世の本意には
五十六億七千万
念仏往生の願により
真実信心うるゆえに
像法の時の智人も
弥陀の尊号となえつつ
五濁悪世の有情の
弥陀初会の聖衆は
信は願より生ずれば
弘誓のちからをかぶらずは
命終その期ちかづきて
西路を指授せしかども
道俗男女預参し
三途苦難ながくとじ
本願力にあいぬれば
弥陀の大悲ふかければ
頻婆娑羅王勅せしめ
阿闍世王は瞋怒して
七宝講堂道場樹
妙土広大超数限
如来大悲の恩徳は
信心よろこぶそのひとを
一切菩薩ののたまわく
智慧の念仏うることは
巳今当の往生は
たとい大千世界に
多生曠劫この世まで
弥陀の回向成就して

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