親鸞から親鸞へ 現代文明へのまなざし<新版>

著者 野間 宏
三國 連太郎
出版社 藤原書店
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2013/07/01
ISBN 9784894349179
判型・ページ数 B6・329ページ
定価 本体2,600円+税
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戦後文学の巨人・野間宏と稀代の“怪優”・三國連太郎が二十数時間をかけて語りあった熱論の記録をここに。三國連太郎初監督作品「親鸞・白い道」(カンヌ国際映画祭審査員特別賞)の核心を語り尽くした名著を装い新たに復刊。
Ⅰ  親鸞から親鸞へ
 一 親鸞へ -自分を疑う・三國連太郎
 二 親鸞から -自然・野間宏
 三 現代の状況と課題
 四 庶民思想の凝結 -法然と親鸞
 五 共同体づくり
 六 法然と当時の仏教権力の構造
 七 当時の越後の国際的状況
 八 一念義と多念義
 九 国家暴力と親鸞

Ⅱ  映画「親鸞・白い道」をめぐって
 一 はじめに -ラストシーンから映画は始まる
 二 日本文化観をからかう -田楽の場合
 三 親鸞と太子信仰 -射鹿
 四 百姓と行者 -大自然
 五 太子堂から土炉の爆発へ -綾衣と一斗
 六 性と暴力 -恵信とちよ
 七 実朝暗殺と弁円 -親鸞の対峙
 八 宝来の死 -差別と公害
 九 現代と親鸞 -いまなぜ親鸞か

Ⅲ  映画的視点から現代を問う
 一 カンヌ映画祭をめぐって
 二 「親鸞・白い道」制作現場から
 三 映画づくりの姿勢を問う -映画「ミッション」と「親鸞・白い道」-
 四 三國連太郎、次作を語る -「家」から「個」へ
<補> 鎌倉仏教と現代   丸山照雄 -「親鸞・白い道」の時代背景を読む

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