「自分は自分の主人公 世界でただひとりの自分を創っていく責任者」 これは、“教育界の国宝”と称えられた伝説の教師・東井義雄先生の遺した言葉。 東井先生は、子どもたちに素晴らしい人生を送ってほしい、自分で自分の人生を粗末にするようなバカな生き方をしてほしくない、という祈りのような願いを持ち続けていた。 本書は、東井先生が子どもたちに向けて話した講演を、その息遣いを大切にしながらまとめたもの。 慈悲深く、やさしく語る言葉の中に、人生の真理や人間の生き方の根源が込められている。 本書を読むと、心掛けが変わり、その後の人生が変わってくる。 青少年児童はもちろんのこと、大人が読んでも心に深く響く。
私を私に育てる責任者は私
はじめに
人間らしい美しい力
五千通りの可能性の中から
私も世界でただ一人の私
世界一のびりっ子
やるぞ! という可能性を育てるためには
自分の歳を三で割ってみる
「たい」の奴隷
汚れなかった点数
煙草をことわった最後の日、他
バカにはなるまい
はじめに
もえさし
もえさしが気付かせてもらった
もえさしの生き方
あんないい子が
無神論
頼まんのに働きづめに働いている
一人ひとり願われている
死にたいと思った時
眠れない時、他