中世日本の仏教とジェンダー 真宗教団・肉食夫帯の坊守史論

著者 遠藤 一
出版社 明石書店
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2007/04/01
ISBN 9784750325279
判型・ページ数 A5・326ページ
定価 本体5,800円+税
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真宗のジェンダー構造、特に宗祖親鸞とその家族・集団が位置した「坊守」を中心に据え、教団形成期から南北朝・室町にかけて真宗における「女性と仏教」を視座に真宗史の再構築に挑む。
まえがき――「本書」の構成への釈明として

序 論 本書成立の風景と背景
 1 一九七八年の風景・鎌倉新仏教中心史観の蹉跌
  ――笠原一男『女人往生思想の系譜』の風景から
 2 一九八四年の風景・研究史の原点へ
  ――法然の「女人往生」への発言、何が議論になったのか
 3 一九九一年の風景・研究史の中へ
  ――親鸞の性差別から「坊守縁起」の発見へ

第一部 「大谷一流」の周縁をめぐって
 1 「大谷一流」の周縁をめぐって
  ――ゆるやかなジェンダー教団・真宗
 2 親鸞の結婚説話「坊守縁起」の世界
  ――夫と妻・坊主と坊守の宗教活動
 3 親鸞・恵信尼の念仏キャラバン
  ――夫と妻が行う「家族連れ」の宗教活動
 4 中世仏教思想における親鸞の位相
  ――「僧のイエ」形成の宗教的前提として
 5 「肉食夫帯の尼」の原影としての恵信尼
  ――恵信尼の生活・信心・宗教活動

第二部 中世真宗史における女性の属性
 6 試論・覚信尼本願寺教団
  ――「肉食夫帯の比丘尼」の宗教活動として
 7 絵系図の成立と仏光寺・了明尼教団
 8 「坊守」の寺院・教団への内在化の淵源
  ――蓮如教団における女性の地位と役割
 9 本願寺へ嫁いだ女性たち
  ――蓮如の妻たちをめぐりて
 10 戦国期真宗における尼の諸相
  ――在家尼・後家尼・臨終出家

あとがき

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