丸山真男『日本の思想』精読 【岩波現代文庫 学術42】

著者 宮村 治雄
出版社 岩波書店
ジャンル 文学・随筆
シリーズ 岩波現代文庫 学術
出版年月日 2001/01/16
ISBN 9784006000424
判型・ページ数 文庫・228ページ
定価 本体1,100円+税
在庫 お取り寄せ
「である」ことと「する」こと、「タコツボ型」と「ササラ型」、「実感信仰」と「理論信仰」など、卓抜な概念が多くの人を魅了してきた『日本の思想(岩波新書)』には、「戦後民主主義の思想家」という既成の丸山像を揺るがす力が秘められている。日本の伝統から積極的な価値を引き出そうとした「開国論」を参照系としつつ、丸山の果たしえなかった企図を今日において引き継ぐ力作評論。(前書より)
第一章 「戦中と戦後の間」-丸山真男の思想史的位置-
第二章 「「である」ことと「する」こと」(一)-近代社会の論理-
第三章 「「である」ことと「する」こと」(二)-日本近代社会の特質-
第四章 「思想のあり方について」-「近代」と「開かれた社会」-
第五章 「近代日本の思想と文学」(一)-「開国」問題のケース・スタディとして-
第六章 「近代日本の思想と文学」(二)-「開かれた知的共同体」の条件-
第七章 「日本の思想」(一)-「伝統」の多様性と「開国」への新たな視点-
第八章 「日本の思想」(二)-「開国」と「日本近代」-

おわりに-「伝統」への戦略的視座
あとがき

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