日本仏教史 【新潮文庫】

思想史としてのアプローチ

著者 末木 文美士
出版社 新潮社
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
シリーズ 新潮文庫
出版年月日 1996/09/01
ISBN 9784101489117
判型・ページ数 文庫・412ページ
定価 本体710円+税
在庫 お取り寄せ
同じ仏教でもインドとも中国とも異なる日本の仏教は、どのような変化を遂げて成立したのだろうか。本書では6世紀中葉に伝来して以来、聖徳太子、最澄、空海、明恵、親鸞、道元、日蓮など数々の俊英、名僧によって解釈・修正が加えられ、時々の政争や時代状況を乗り越えつつ変貌していった日本仏教の本質を精緻に検証。それは我々日本人の思想の核を探る知的興奮に満ちた旅でもある。
序章にかえて

第Ⅰ章 聖徳太子と南都の教学
 1 仏教伝来/2 聖徳太子/3南都の教学
第Ⅱ章 密教と円教
 1 平安仏教への視角/2 最澄と空海/3 最澄の思想/4 空海の思想/5 円教から密教へ
第Ⅲ章 末法と浄土
 1 末法到来/2 欣求浄土/3 本覚と浄土
第Ⅳ章 鎌倉仏教の諸相
 1 鎌倉仏教をどうみるか/2 形成期(第一期)/3 深化期(第二期)/4 展開期(第三期)/5 室町仏教への展望
第Ⅴ章 近世仏教の思想
 1 近世仏教の問題点/2 異思想との論争/3 仏教再建/4 地下信仰と新宗教
第Ⅵ章 神と仏
 1 苦しむ神/2 神仏習合の展開/3 神道理論と仏教/4 山の宗教・修験道
終章 日本仏教への一視角
 1 研究の方法をめぐって/2 漢文仏典の受容/3 仏教の土着と風化

FEATURE1 大乗仏典とその受容
FEATURE2 本覚思想
FEATURE3 仏教土着

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あとがき
索引

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