核廃絶 諸宗教と文明の対話

著者 上智学院カトリック・イエズス会センター
島薗 進
出版社 岩波書店
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2020/11/17
ISBN 9784000614375
判型・ページ数 4-6・216ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
平和な日常と人類の未来を保障するために、現代を生きる私たちにとって最大かつ喫緊の課題である「核廃絶」。
その実現に向けて、宗教はどんな役割を果たしうるのか。
様々な宗教を背景に平和・非核を追求する活動に取り組む宗教者・研究者らが語り合ったシンポジウムの記録。
教皇フランシスコの2019年来日時のメッセージも収録。
まえがき……………島薗 進

Ⅰ 核廃絶への道
 核兵器廃絶の人道的要請……………ティルマン・ラフ
 核のない北東アジアへ――核兵器禁止条約の役割……………ケビン・クレメンツ
 核廃絶とローマ・カトリック……………光延一郎

Ⅱ 祈りと被爆証言
 平和のための祈り……………ホアン・アイダル
 〈被爆証言〉 平和をつくり出す人たち――心の中に平和を……………近藤紘子
 〈被爆証言〉 だから、バトンを受け取った――被爆した祖父の小さな一歩……………白神亜礼

Ⅲ 平和、非核、人類文明の未来――宗教者・研究者による対話
 対話のはじめに……………島薗 進
 人の心の中に平和の砦を――立正佼成会の核廃絶への取り組み……………庭野光祥
 生命の尊厳、平和の文化を求めて――創価学会の核兵器廃絶への取り組み……………寺崎広嗣
 平和と統一、和解への課題――韓国における核問題とキリスト教会……………チョン・チュジン
 「総被曝」の危機の時代に――原発銀座・若狭からの報告……………中嶌哲演

 ディスカッション 司会=島薗 進
  川本隆史、ケビン・クレメンツ、庭野光祥、寺崎広嗣、チョン・チュジン、中嶌哲演
 閉会の挨拶……………佐久間勤
 平和を実現すること――シンポジウムをふりかえって……………サリ アガスティン

Ⅳ 教皇フランシスコ日本での三つのメッセージ
 核兵器についてのメッセージ――長崎・爆心地公園にて(2019年11月24日)
 平和のための集い――広島・平和記念公園にて(2019年11月24日)
 上智大学訪問(2019年11月26日)

解説 平和を求める宗教者・研究者の対話・協力の新たな展開……………島薗 進

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