初瀬の寺散歩

私の長谷寺論

著者 星野 英紀
出版社 ノンブル社
ジャンル 日本仏教 > 真言宗系(密教含む)
出版年月日 2022/03/21
ISBN 9784866440293
判型・ページ数 4-6・221ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり

長谷寺においては厳粛な日常とそれに相反する非日常的な面が両立しているという宗教学者ならではの焦点を基に、長谷寺の様々を親しみやすい文体で綴ったものです。

例えば、「わらしべ長者」は長谷寺を舞台にした説話であることが意外と知られていないことにより平易な現代語訳で全文を紹介し、主人公の若侍がとくに信心深くないにもかかわらずご利益にあずかる点に着目し、長谷寺の観音菩薩はこうした者をも救うのだと解釈しています。

コロナ禍以降、私たちは自粛生活を余儀なくされ強い閉塞感にさらされましたが、そのさいに今まで非日常的な「遊び」がもたらしていたものにどれほど癒されていたかをあらためて認識する機会を得たようにも思います。
附録には「弘法大師と奈良盆地」と題してお大師さんゆかりの寺院・事跡を紹介していますので、本書を携えてのまさに寺散歩にも最適の一書です。

一、本尊十一面観世音をめぐるナゾ
二、古代長谷寺と法華説相図
三、「わらしべ長者」
四、長谷寺の拡がり
五、平安貴族たちの長谷寺詣
六、長谷寺と火災
七、長谷寺と水害
八、長谷寺と菅原道真
九、長谷寺と西国三十三所巡礼
十、長谷寺専譽と智積院玄宥
十一、専譽の入山と学山への歩み
十二、長谷寺の連歌と能楽
十三、長谷寺門前の狂騒
十四、長谷寺の盆踊り
十五、長谷寺と牡丹
十六、長谷寺における非日常と日常

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