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親鸞浄土仏教思想論 上・下

大乗菩薩道の創造的統合と宗教経験論的分析

如来十義と菩薩道十地を分析的方法論のカテゴリーとして施設し親鸞聖人によって開顕された誓願一仏乗を聞思せんとした創造的考究書。

著者 武田 龍精
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2022/09/10
ISBN 9784831841513
判型・ページ数 A5・1384ページ
定価 本体18,000円+税
在庫 在庫あり
十地経と十住毘婆沙論に説かれる如来十義と菩薩道十地を分析的方法論のカテゴリーとして施設し、親鸞聖人によって開顕された誓願一仏乗を聞思せんとした創造的考究書。【分売不可】
◆上巻

はじめに
序論
 一 全仏教の根本的立場
 二 大乗の仏道体系
 三 十地経に説かれる十地の教法

第一章 空思想の基本的性格
   一 龍樹以前の空思想
   二 龍樹の「縁起-無自性-空」思想の意義
   三 中観哲学の根本的立場

第二章 浄土仏教思想の原理的構造
   一 大乗菩薩道十地開説の意図と意義
   二 十地の根本義
   三 名字菩薩と如実菩薩
   四 十地の法は誰が誰のためにいつ説かれるのか
   五 八法―初地を得るための最初の基本的な必修条件―
   六 発願―初地菩薩がおこす深心の独自性―

   七 入必定地―仏の十力を得るための根本条件―
第三章 如来の十義(Ⅰ)
   一 真実の中に至る【第一義】
   二 親鸞浄土仏教における真実論
   三 実相の中に至りその義に通達する【第二義】
   四 仏は三解脱門に来至し、また同時に衆生をして三解脱門に至らしめる【第三義】
   五 一切種をもって四諦を見る【第四義】

第四章 如来の十義(Ⅱ)
   一 六波羅蜜をもって仏地に来至する【第五義】
   二 四功徳処をもって仏地に来至する【第六義】


◆下巻

第五章 如来の十義(Ⅲ)
   一 一切の仏法をもって諸仏に来至する【第七義】
   二 親鸞聖人にとっての源空聖人の存在論的意義
   三 源空聖人の三選の文
   四 行文類大行釈引文科段の主要構成

第六章 如来の十義(Ⅳ)
   一 十地をもって阿耨多羅三藐三菩提に来至す【第八義】
   二 如実の八聖道分を以って来たる【第九義】
   三 権と智の二足をもて仏に来至し、また如に去つて還らざる【第十義】

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